角川選書<br> 海を渡る神々―死と再生の原郷信仰

角川選書
海を渡る神々―死と再生の原郷信仰

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047033061
  • NDC分類 163
  • Cコード C0339

内容説明

なぜ、海の彼方にパラダイスを見るのか。海の彼方に神々の原郷があるという。民族や原語の違いを超えて、世界各地に見られるパラダイス信仰を追い、これを生み出した人々の精神性、世界観に迫る。沖縄にニライ・カナイという信仰がある。海の彼方にしあわせの満ちたパラダイス、祖先たちの原郷があるとする他界観で、ハワイ、ニュージーランド、アイルランド、エジプト、韓国など、世界各地に見られる。多様な地域に共通する信仰を生み出した人々の精神性を探り、信仰のシンボルとされる海辺の洞窟の機能を解き明かす。洞窟はパラダイスの「あの世」と私たちが生きる「この世」をつなぐ聖なる空間だった―。

目次

序章 沖縄の他界観・原郷信仰と洞窟
第1章 沖縄伊江島にみる島渡りの足跡
第2章 世界にひろがる原郷信仰と洞窟
第3章 来訪神アラ神の素性