内容説明
これまで日本社会を支え、うまく機能してきた「一体性」「求心性」「同質性」と、国際化時代にあって、諸外国からさかんに叩かれ、いま変革が求められているデメリット的側面―「独善性」「閉鎖性」「画一性」とは、表裏一体の関係にある。従来の「日本的経営」で謳われた三種の神器では説明しきれない日本企業社会の特質を、全く新しい視点からアプローチ。日本型ビジネス社会の特質を“車座”構造のアナロジーで解明する画期的企業社会論。
目次
第1部 日本を支えてきた“車座社会”の構造(日本は重層的な一大“車座社会”;“企業車座社会”を考える三視点;“車座”メカニズムの効用と限界)
第2部 “企業車座社会”を揺さぶる内外の衝撃(“企業車座社会”を変える外部要因;“企業車座社会”を変える内部要因)
第3部 “企業車座社会”をどう変革するか(市場構造変化へどう対応するか;ネットワーク化へどう対応するか;グローバル化へどう対応するか)