角川選書<br> 毒薬の誕生

角川選書
毒薬の誕生

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  • サイズ B6判/ページ数 267p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047032675
  • NDC分類 499.15
  • Cコード C0347

内容説明

しばしば歴史の裏舞台に登場する毒と人類の関わりは古い。毒矢や魔女の媚薬にはじまり、毒薬や毒ガスなど負の面で用いられてきた一方で、人類は毒の成分を医薬などに有効利用してきた。生命を脅かす毒の力を認識し、制することによって、人類は生き残ってきたともいえる。毒のもつショッキングなイメージにとらわれることなく、毒と人との歴史をたどり、人々を陶酔させる麻薬や毒のメカニズム、毒殺の社会史、ミステリーと毒など、毒に冷静なサイエンスの目を向けて、その実体を解きあかす。

目次

第1章 魔女と毒薬
第2章 陶酔へのアプローチ
第3章 神々の毒薬―心をうごかす毒
第4章 毒殺の社会史
第5章 ミステリーの毒
第6章 毒とは何か―毒性発現のメカニズム

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シルク

9
かつて大航海時代において、大量の銀がアメリカ大陸からヨーロッパに流れ込んだ。銀はヨーロッパにおいてとんでもね~インフレを起こすことになる。ところでこの銀は、先住民のひとびとを銀山等で酷使して、ヨーロッパ人たちがウハウハ吸い取りやがったものだった……ということを世界史で教わったもんだ。「しかしこの葉(※シルク注 コカ)によって彼ら(※シルク注 インディオ)が空腹を忘れ、疲労を感ずることもなくはたらきつづけることに目をつけ、しばらくするとコカの葉を給料としてインディオたちに支払うまでなった。」(p.127) 2018/10/30

Kyo

1
文化史面も科学的実証面でも今までの毒モノのなかではトップクラスで満足2011/11/21

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