角川選書
俳句作法入門―作句の基本とポイント

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  • サイズ B6判/ページ数 268p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047032361
  • NDC分類 911.307
  • Cコード C0395

内容説明

句をつくるさい、無理なことばづかいをしない、陳腐な比喩は使わない、感じたことを自分のことばで表現する。投句欄の選評をもとに、実作に則して作句のポイントを平明に解説、指導する。

目次

1 リズムと季語
2 素材について
3 表現について
4 作句のポイント
5 ことば―用字用語
6 作者のありかた

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ハイク

84
作句の基本を実例を基に解説した実戦的本である。入門者対象というよりもある程度俳句を嗜んでいる人達を対象としている。俳句は「リズム」「切れ」「省略」であるという。この点を常に心して作句すべきと著者はいう。「リズム」は自作を詠んでスムスーにいくかどうか。「切れ」は俳句独特の言葉で「・・・や」「けり」「かな」等があるかどうか。「省略」は他人が詠んで想像させるような句であるという。読み進めると成程と思うが、いざ自作となると中々難しい。ましては想像を膨らませる俳句となると一層難しい。でも俳句上達を目指したい。2018/03/31

カーミン

32
今は刊行されていない『俳句研究』の読者投稿欄に寄せられた応募作品から推薦句や「悪い見本」の句を選び、「リズムと季語」「素材」「表現」「作句のポイント」「ことば―用字用語」「作者のあり方」の六章に分けて説明がなされている。この中には有名俳人の句はほとんどなく、ほぼ一般の読者の句であるが、推薦句は情景が浮かぶ素晴らしい句ばかりだった。1項目が400字詰め原稿用紙3枚だから、すぐに読めるのも嬉しい。読んだときは「なるほど」と思うのだが、いざ自分が書こうと思ってもなかなか書けるものではないが。。。2023/02/10

じめる

3
実際の投稿句を多数引いて、どうしてこれは良いのか悪いのかと説明してくれている。一回の連載が原稿用紙三枚という厳しい短さの中、筆者はよく言葉と構成を選別して様々な俳句の要点に触れてくれている。特に季語に関する筆者の強いこだわりの説明は、俳句というものの持つ培われてきた強い想像力への全面の信頼であり、伝統的な言葉の持つ力を利用するから平明で力のある句を作れるという、まったくその通りである見事な俳句感による。詩歌としての俳句を考える際に基本として大いに見習いたい。2014/05/24

せっか

1
素直にそして深く。2016/02/14

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