角川選書<br> 謎の王国・渤海―「東アジアの中の日本」をさぐる

角川選書
謎の王国・渤海―「東アジアの中の日本」をさぐる

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 19X13cm
  • 商品コード 9784047032293
  • NDC分類 222.5
  • Cコード C0320

内容説明

7世紀から10世紀初頭にかけて東アジアの大国として活躍した渤海は、ほぼ同時期の唐に比しても日本とより深い交渉を持っていた。それにもかかわらず、その成立と滅亡には謎の部分が多い。本書ではその原因を政治的状況のほか、気候変動や火山噴火の影響などにもあると考えて、日本海をめぐる諸学の最新の研究成果に基づき、渤海国の謎を明らかにした。

目次

講演(東西アジアの文化を結ぶ;ナラ林文化の展開―北からの文化の道)
報告(気候変動と渤海の盛衰;ラグーンと渤海外交;火山噴火と渤海の衰亡;渤海の都城と思想;渤海使をめぐる文学;渤海の美術;古代日本と渤海)
パネルディスカッション(東アジアと渤海)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

印度 洋一郎

1
謎の多い北東アジアの国、渤海についてのシンポジウムを編集。資料が少ないせいか、渤海以前のツングース文化の話や古代アジアの気候変動といった周辺分野の話がほぼ半分というところ。後半は宮殿の遺構、出土品の仏像、渤海使と日本人の漢詩の交流などについて。全体的にぼんやりとしたイメージしか掴めないのが渤海か。しかし、渤海については素人の吉村作治がエジプトの話を冒頭延々としているのはどういうつもりなのか。マイナー過ぎる渤海シンポの客寄せみたいなものだったのかもしれない。2011/11/19

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