内容説明
「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人・藤枝梅安」―。3大人気シリーズを始めとする数々の名著を著し、時代小説の第一人者と謳われた池波正太郎。その作品と人物について、20歳代の初めから池波作品をむさぼり読んできた山本一力が語りつくす。池波作品から短編小説「白浪看板」「縄張り」と、随筆「食べる」も収録。
目次
第1章 酸いも甘いもかみ分けた男(反り返っていた雑誌の表紙;『食卓の情景』から始まった ほか)
第2章 人物造形のカンどころ(母は鬼平さん、わたしは小兵衛さん;池波正太郎創造のヒーローたち ほか)
第3章 おとながいた町(こうもりもホタルも、そして歌謡曲も身近にあった;東京ならではの文化の吸収 ほか)
第4章 男の財布(野暮と粋;ひとに迷惑をかけない ほか)
著者等紹介
池波正太郎[イケナミショウタロウ]
1923年東京浅草生まれ。下谷西町小学校卒業後、株式仲買店に勤め、海軍入隊。戦後、都職員から長谷川伸門下生となり新国劇の脚本と小説を発表。60年「錯乱」で直木賞受賞。「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人・藤枝梅安」の3シリーズで時代小説の第一人者となる。77年、吉川英治文学賞受賞。90年没
山本一力[ヤマモトイチリキ]
1948年高知市生まれ。東京都立世田谷工業高校電子科卒業。旅行代理店、広告制作会社勤務などを経て、97年「蒼龍」で第77回オール讀物新人賞を受賞。2002年に『あかね空』で第126回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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