内容説明
歌を作るには、何が必要か?まず、原稿用紙。筆記具、消しゴム!そのあとは、「歌」に入っていくほかはない。どういう具合に、あるいは、そもそも、「どういうふうに」という問いが成立するのかどうか?―基本にふれ、本質をたしかめながら、歌の前でためようなあなたを無辺の世界へ誘う、魅力的な最新ガイダンス。
目次
なにからはじめようか
遊びとまじめ
模写と風景
批評のなかでのびる
批評の基準
読むことは作ることである
初句と結句
型について
名詞をつかむ
個別化への指向
自然詠のはじまり
自然の変化に注目する
人間のいる自然詠
自然詠と自然観
社会詠のつくり方
新しい社会詠の模索
暗示としての社会詠
事柄でなく感情を
題材の選択について
比喩について
読者を予想する
結社と歌会
飛躍のための一章
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yumiha
3
これを読めば明日から私も歌人・・・てなわけにはいきません。近代短歌をたくさん読みなさいと言われました。古本市で買った本ですが、S37年初版で何刷も重ねられておりました。2010/07/02
中嶌まり
1
初心者の私にもわかりやすく書かれています。まずはじめに〈短歌とは何を読むか〉〈どう読んでいいのか〉と、歌の中でどんな言葉を何を用いて調べたり選んでいくのか等が例とともに示されていました。これを読んですぐに巧い歌を詠むことができる、というものではないのですが、学んだことをもとに『わたしの感情をひとつの歌に、ひとつだけこめる』事をしていきたいです。2016/08/11
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