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角川叢書
カミ観念と古代国家

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  • サイズ B6判/ページ数 264p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784047021495
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0321

内容説明

カミ観念と霊魂観というふたつの他界観はいつ、どのように創られたものか。学問的な手続きを経ずに「呪術的」「祭祀的」とされてきた弥生・古墳時代の遺跡・遺物や、「首長霊継承儀礼の場」とされてきた前方後円墳、死後に向かうとされる海上他界観など、先験的に無批判に唱えられてきた通説を見直し、膨大な考古資料のなかに人間の本質としての観念の営為をたどることで、古代人の心性に迫るあらたな論理を構築。観念領域をどう歴史化していくかという、考古学的方法の挑戦的な命題に指針を示す画期的な論考。

目次

序章 観念領域への考古学的考察
第1章 弥生・古墳時代の神殿―古代カミ観念を探る
第2章 神殿と弥生墳墓
第3章 前方後円墳祭祀の論理―墳頂部の内方外円区画をめぐって
附章1 日韓の古墳は同質か
第4章 古墳時代の祭祀遺跡
第5章 装飾古墳の変遷と意義―霊魂観の成立をめぐって
附章2 横穴式石室築造の思想
終章 弥生・古墳時代の他界観

著者等紹介

広瀬和雄[ヒロセカズオ]
1947年京都市生まれ。国立歴史民俗博物館教授・総合研究大学院大学教授。同志社大学卒業後、大阪府教育委員会、大阪府立弥生文化博物館学芸課長、奈良女子大学大学院教授を経て、現職。文学博士(大阪大学)。古墳時代の政治構造や観念領域を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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もくそん元帥

1
「死せる王」と「生ける王」による統治。 カントロヴィチの『王の二つの身体』と一緒に読むと参考になりますね。2014/05/22

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