出版社内容情報
「あなた、京都市民ではないですよね?」
"よそ者"にはたどり着けない世界が、京都にはあるらしい──。
閉じた田舎から出て、黒髪の乙女と出会う青春を夢見て京都の大学に進学した青年、神田祟。
なのに四回生の冬になっても、何の役も、何の縁も、何の物語も得られなかった。
そんな彼に唯一垂らされた蜘蛛の糸。
裏の仕事を斡旋する妖しげな古道具屋の女主人との出逢いにより、祟の奇妙なバイト生活が始まる。
【目次】
内容説明
京都で青春を送り損ねた。閉じた田舎から出て、あの美しいフィクションのような青春を夢見て京都の大学に進学した青年、神田崇。なのに四回生の冬になっても、何の役も、何の縁も、何の物語も得られなかった―。そんな彼に唯一垂らされた蜘蛛の糸。怪しい仕事を斡旋する古道具屋の女主人との出逢いにより、崇の奇妙なバイト生活が始まる。「あなた、京都市民ではないですよね?」コロナ禍で青春に失敗した大学生が出会った奇妙で恐ろしいバイトの話。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ままこ
61
京都にある種の特別な期待を持って学生生活を送ろうとした神田祟。しかし、期待は裏切られ途方に暮れていたら…。ホラーのようでミステリ、ミステリのようでホラー。二段組で小さな文字だけどサクサク面白く読めた。あの蜘蛛の糸に救われたと思っていたらラストは意外な事実が。もやもやする祟だけど、願いは叶ってるよね。クセ強キャラが多い漫画化向きのホラーミステリ。謎は残ってるので続編があれば読みたい。2026/04/12
チャッピー
37
京都で楽しい大学生活を夢見て下宿したものの、空虚な4年を過ごした神田祟。やさぐれた気持ちで全財産を賽銭箱に放り込んだ日から怪しげなバイトとかかわるようになる。本のタイトルから勝手にモキュメンタリー的なものを想像していたので、普通の小説だったことにちょっと拍子抜けした。2026/03/15
くさてる
12
キャラクターが軽くてライトノベルっぽいホラーで読みやすく面白かった。怖いというより不思議なバディものという印象。京都という土地に親しみがあればもっと面白く読めた気がします。2026/03/22
ほたる
12
京都に怪異にととても面白かった。この形式で是非とも続きも読みたい。紹介されるのは怪しげなバイト。怪奇現象に対して真摯に取り組むことで、人との関わりも増え自身の成長にも繋がる。京都という舞台を上手く利用した物語展開も好き。2025/12/30
ふなこ
11
今流行りのモキュメンタリーを円居挽先生が?!と思って読んだけど、バチバチに小説だった。でもとても楽しめた!京都を舞台に大学生が怪異系のアルバイトをするお話。アルバイトの中ではちょっとしたナゾトキがあって、それも楽しい。すごく京都を前面に押し出された作品は東北出身の私には苦手に感じるんだけど、これは京都っぽさがお話に必要な要素で程良く感じた。京都に住んだことがない私はそう思うんだけど、住んでいる方はどう思うのかな。続編も気になる。読みたい。2026/01/21




