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出版社内容情報
第四柱の魔人「万鏡の七椿」により、一〇七年前の帝都へ飛ばされたヒイロ。三条緋路という少年に憑依したヒイロが出会ったのは、現代のマージライン家で見た肖像写真の女性、ロザリー・フォン・マージラインだった。
不治の病に侵された彼女の願いは、迫害される半人半魔と人間との融和。そして、命が尽きる前に「恋」をすること――。
療養のためカルイザワに転居したロザリーの求めに応じ、仮初の恋人役を演じるヒイロだったが、平穏な日々は長く続かない。
歴史から消された裏切者、魔導書強奪の大罪人、若き日の師匠、最凶の封印執行者、人命を弄ぶ魔人……それぞれの思惑がぶつかり、カルイザワ決戦の火蓋が切られる!
【目次】
内容説明
第四柱の魔人「万鏡の七椿」により、一〇七年前の帝都へ飛ばされたヒイロ。三条緋路という少年に憑依したヒイロが出会ったのは、現代のマージライン家で見た肖像写真の女性、ロザリー・フォン・マージラインだった。不治の病に侵された彼女の願いは、迫害される半人半魔と人間との融和。そして、命が尽きる前に「恋」をすること―。療養のためカルイザワに転居したロザリーの求めに応じ、仮初の恋人役を演じるヒイロだったが、平穏な日々は長く続かない。歴史から消された裏切者、魔導書強奪の大罪人、若き日の師匠、最凶の封印執行者、人命を弄ぶ魔人…それぞれの思惑がぶつかり、カルイザワ決戦の火蓋が切られる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
23
第四柱の魔人「万鏡の七椿」により、107年前の帝都へ飛ばされたヒイロ。三条緋路という少年に憑依したヒイロがロザリーと出会う第8弾。不治の病に侵されたロザリーが夢見る迫害される半人半魔と人間との融和、そして命が尽きる前に恋をしたいという願い。療養のためカルイザワに転居した彼女の仮初の恋人役を演じるヒイロが、歴史から消された裏切者、魔導書強奪の大罪人、若き日の師匠、最凶の封印執行者、人命を弄ぶ魔人といった様々な思惑が絡むカルイザワ決戦に挑む最後まで諦めない覚悟があって、アリスハリアもいい感じに効いていました。2025/06/25
whiteface811
2
8巻になってもまだ面白さが失速しない。 作者の圧倒的な語彙から生み出される台詞回しは中2心をくすぐってくれるし、ファンタジーラノベのお約束「守りながらもワクワクする展開をいつも持って来てくれる。 本当は発売日に読みたいくらいには楽しみで、この情熱は9巻まで燃え続けると思う。 お気に入りのセリフは 「今宵は、星の代わりに魔が堕ちるぞ。三回、願い事を懸けても」 「叶わない」 2025/07/07
丱繧繝
2
嗚咽をあげて泣いた。 ムーアの先祖が鹿鳴館に来ていたのか。 知りたかったロザリーとの逢瀬の日々が読めて最高だった。 ヒイロ推しの『アステ〇ズムに花束を』を読んでみようかな。 大正時代の時代考証が見事だ。 8巻には命の尊さと恋の尊さで満たされていて読んでいる間はずっと尊いと感じていた。七椿がいることでそれがより際立った。 また、Web版章タイトルがミラー・イン・ザ・リリィであるように『キャッチャー・イン・ザ・ライ(ライ麦畑でつかまえて)』に感化されたところもあると推測する。以下、その推測。2025/06/25