出版社内容情報
「ここにまたこうして貴方と立てるなんて――」
ついに迎えた舞踏会当日。
ヴィンセントの瞳の色に似た、薄紫色のドレスに身を包んだオリアナは、夢心地で彼の前に立っていた。
二度目の人生で再会した時、オリアナと殆ど目線が変わらなかったヴィンセント。
しかし今目の前にいる彼は、オリアナが守ろうとした小さな男の子ではなく、一人の青年へと成長していた。
指先をそっと握り合い、互いの熱を確かめ合いながら二人は踊り始める。
くるくる、くるくると――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いぼいのしし
19
舞踏会からの杖。。。ヴィンセントw。おもしろかった。2025/05/24
わたー
17
★★★★★1冊まるごと舞踏会を描いてくれるのただのご褒美なんですよありがとうございます。もうね、ヴィンセントもオリアナもすっごい幸せそうでそれを見ているだけで涙が溢れてくる。背景も緻密だし、物語の核心に迫る伏線も丁寧に張っているし、更には杖とかにゃんとかのコメディで緩急つけてくるしで、情緒ぶっ壊れるんすわ。ああ、最高だった。続きはまだですか?2025/05/16
Y
9
何度読んでも泣ける。読み返すたびにこれは伏線だったのかということや各キャラクターの心情が理解できて苦しくなったりほっこりする。2025/05/29
薫子
8
舞踏会。幸せで楽しくて愉快でヴィンセントが社会的に死んだ舞踏会笑 そろそろその日を迎えようとしている。ただ普通に楽しい学生生活を送ってほしいんだけどな…2025/08/08
かなっち
5
前巻の悲しい別れを未だ引き摺り、これ以上の不幸がないよう願いながら読み進めた第6巻。遂に、舞踏会当日を迎えました。彼女が相手だったことに安堵しつつも、前回と違うヴィンセントに切なさも募るのです。と書きながら、あの冷たかった態度から、よくぞここまで仲良くなったものだと感慨深くもなりました。それでも、運命の日が近付いて緊張感が高まり、手放しで喜べないのがツラいところですね。そんなシリアスな状況で、まさかの杖発言にイケメンの鼻血と笑わせてもらいました。「社会的に死んだ」彼が不憫で、次巻でこそは幸せを願ってます。2025/09/27
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