出版社内容情報
「ここにまたこうして貴方と立てるなんて――」
ついに迎えた舞踏会当日。
ヴィンセントの瞳の色に似た、薄紫色のドレスに身を包んだオリアナは、夢心地で彼の前に立っていた。
二度目の人生で再会した時、オリアナと殆ど目線が変わらなかったヴィンセント。
しかし今目の前にいる彼は、オリアナが守ろうとした小さな男の子ではなく、一人の青年へと成長していた。
指先をそっと握り合い、互いの熱を確かめ合いながら二人は踊り始める。
くるくる、くるくると――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いぼいのしし
18
舞踏会からの杖。。。ヴィンセントw。おもしろかった。2025/05/24
わたー
16
★★★★★1冊まるごと舞踏会を描いてくれるのただのご褒美なんですよありがとうございます。もうね、ヴィンセントもオリアナもすっごい幸せそうでそれを見ているだけで涙が溢れてくる。背景も緻密だし、物語の核心に迫る伏線も丁寧に張っているし、更には杖とかにゃんとかのコメディで緩急つけてくるしで、情緒ぶっ壊れるんすわ。ああ、最高だった。続きはまだですか?2025/05/16
Y
6
何度読んでも泣ける。読み返すたびにこれは伏線だったのかということや各キャラクターの心情が理解できて苦しくなったりほっこりする。2025/05/29
しなぷす
3
ミゲルとヤナは普通にお似合いだし、ふたりとも性格が良すぎるし、考えも大人でうまくやれるんだりうけど、なんか見てると寂しいんだよね。ていうか、ミゲルの台詞とヤナの表情が引き金になってるの、ふたりともわかってるのモヤる〜。もういいよ杖事件思い出して笑うから。2025/05/22
イヌヌモー
2
はぁ〜しあわせすぎる舞踏会だった。じれったい距離感が素晴らしい。2人らしいハプニングもあってドキドキの展開だった。運命の日が目前に迫る中、事件の真相には一歩も近づけていなくて不穏。こっちもドキドキだ。2025/05/24