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出版社内容情報
病気で死んだはずの高校生の俺・久々里志門が目を覚ますと、そこは見知らぬ舞台の上だった。
「貴方は私の魔法人形よ」
俺を目覚めさせたのは人形劇団の踊り子・リリシュカ。
未知の世界を生き抜くためにリリシュカの相棒の魔法人形・シモンとなった俺は、成績優秀ながら問題児でもある彼女に振り回されつつも、劇団が運営する学校で他の少女らとも交流を深めていく。
だがある晩、復讐依頼専門の始末屋組織という劇団の隠された顔を知ることになる。
昼の舞台と夜の依頼の成績で格付けされる少女たち。
リリシュカはその頂点である首席を狙うと言う。
俺は人殺しに躊躇しながらも、徐々に他の人形を超える力を発揮し始め――?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
10
高校生で若くして病死した結果、人形劇団の踊り子リリシュカの魔法人形として目覚めたシモン。彼女の相棒として未知の世界を戦い抜くファンタジー。成績優秀で問題児でもある彼女に振り回されながら、劇団が運営する学校で他の少女らとも交流を深めるシモン。一方で復讐依頼専門の始末屋組織という劇団の隠された顔や、昼の舞台と夜の依頼の成績で格付けされる少女たちの境遇や、リリシュの過去悲劇と復讐の想いを知って、状況次第で敵味方も二転三転していく中で変わっていくシモンの心境と、共に戦いながら育まれていく絆がなかなか良かったです。2025/04/24