出版社内容情報
「家は人生。住み方は生き方。僕の住みたい家を探しながら読んでいたら、僕のこれからが見えてきた気がします。」(矢部太郎)
間取り好き、建築好き必見!
家の自由研究に情熱を注ぐ小学3年生・家村道生の「住みたい一軒家探し」は続く!
母親と団地でふたり暮らしの道生は、将来一軒家に住むことを夢見ていた。お馴染みのお菓子「チョコDEパイ」を片手に、気になるお家の扉をたたく――。
屋根に富士桜が生えた藤森建築のお家、かやぶき屋根の家、アメリカンハウス、銭湯のある家、猫がたくさんいる家など…町内の気になる一軒家を訪ね、家主と交流しながら自由研究を進めていくうちに、道生は新たな悩みに直面することに。家主の人生が見え隠れするユニークな建築造形の魅力と人間ドラマを描く、待望の第二弾!スイーツにも注目!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
manamuse
17
前作に引き続き、気になる家を訪問して研究をする小3の道生くん。毎回出てくる家もいいけど、何より家主と道生くんのやりとりに時々ほろっとさせられます。まとめも展示もしっかりできていて、すごいよ!道生くん!2025/07/06
めえめえ
8
第1弾が未読なので、登場する家が取材に基づいているのか架空の家なのかが分かりませんでした。住人の人間ドラマは創作でしょうね。ただ、藤森氏のラ・コリーナ近江八幡は行ってみたいと思っていました。1話ごとの家の紹介文の文字が私には読みにくかったです。2025/05/31
ちいこ
4
今回も面白かったなあ…優しい気持ちになりました。2025/05/30
スローリーダー
3
第2弾も道生君と一緒にルームツアー。図らずも家主の私生活に入り込んでしまうが、そこがこの作品の興味深いところ。基本は作者の創作ということだが、その中には実在する物件も紛れ込んでいてリアル感の味付けも効いている。素敵な家主ばかりの中でとりわけ保護猫活動に尽力している幸田さんのような方々には敬意を表したい。第2弾で打止めを匂わせる終わり方だけど、道生君の新たなる展開を期待します。2025/07/10
ゴロチビ
2
続が出てるじゃん!とさっそく借りてみた。前と比べると"わざわざ探した感"が強いのは藤森建築に泊まれる家や銭湯の家が入ってるからか。住んでる人のエピソードもホンモノっぽくて、でもそんなわけ無い(都合良くイイ話が転がって無い)だろうから、実話を適度に脚色してるのかなぁ〜?と思う。今どきの人間は誰でも、触れられたく無い思いを内に秘めてバリアを作って生きていたりするけど、道生君の素直さがそこをするりと超えていく。ちょっと、ポツンと一軒家とかのディレクターに感じる謙虚さやフレンドリーさ。子供という設定が良いのかも。2025/07/09