出版社内容情報
「私本当に、ヴィンセントと踊るんだ――」
ヴィンセントと舞踏会のペアになったオリアナ。
恋人になれたわけじゃない――けれど彼の傍にいられるなら、このままでいい。
オリアナの心は満たされていた。
そんななか、事件は起こる。
エテ・カリマ国の王女であり、オリアナの親友ヤナは
「護衛・アズラクとの決闘に勝った者と結婚する」という試練を国から受けていた。
アズラクは誰よりも強く、これからも二人はずっと一緒。
誰もがそう思っていたのに……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わたー
16
★★★★★アズラク……原作既読なので展開は知っているし、なんだったら連載版で読んでいるのだけれども、やっぱり涙なしには読めない。キッツい。互いが互いを想い合うが故に決定的にすれ違うという、悪者なんて誰一人としていないのに、誰も救われないのがただただきつい。これは是が非でも最後までコミカライズしてもらわないと…2024/10/01
Dai(ダイ)
10
近年まれに見る傑作。原作は完結しているらしいので読もうか思案中。2024/09/25
イカまりこ
8
最新刊読もうと数ページ見たけど記憶がなくて、全部読み直してから取りかかった。舞踏会のペアにはなったけど、そうかまだ恋人ではないのか。ドレスのことであんなにイチャイチャに見えるのに~。だけど今回は主人公二人より、ヤナとアズラクの関係で苦しかった。主従関係だからハードル高いのは分かってたけど、幸せになってほしいんだよぉ。このまま離ればなれなんて嫌だ。ミゲルも傷ついてほしくないし幸せになってほしい。これって我が儘なの?2024/11/02
かなっち
5
レビューを確認して、なかなか読めなかった第5巻。切なくなる覚悟を決めて、満を持して手に取りました。ドレスの色一つでイチャイチャしていたヴィンセントたちにニヨニヨしていた序盤から一転、ザレナとヤナ王女の悲しい別れに度肝を抜かれたのです。というか、やっぱりザレナがわざと負けたんですよね? 愛する人がミゲルと結ばれるのを見たくなかったんですよね? もしそうなら、彼のヘタレぶりに憤るばかりです。もちろん、安易に父親の言う通りに決闘したミゲルにも、良い気はしませんし。何にせよ、どう転ぶのか…次巻が待たれますね。2025/02/06
幸音
4
Web連載既読。ずっと試練に勝ち続けていたアズラクが、父の意向で度胸試しのようなノリで試練に挑んだミゲルに負けてしまう。オリアナの一度目の人生とは大きく違う流れになった。こんなに変わるの、分岐点ってどこかにあるのかな。アズラクが最後に別れを言いに来たのが、主人であるヤナではなくオリアナ。あの日の貸しをここで願いとして使うのか。アズラクが発つシーン、、連載リアタイでも泣いたのにコミックスでも同じところで泣いた。友人なのに慰められず部屋を出ようとするオリアナを、ヤナが呼び止めて胸の内を明かす。苦しい。2024/09/21