出版社内容情報
大吉さんと巌さんは、小学校時代に
仲間と隠した宝物を取りに行きます。
出てきたものは、作文や当時の玩具や文房具…。
蘇ってくる、亡き友人や恩師の顔、たくさんの記憶。
毎日がいとおしくなる四季折々の彩りとともに、
人生の希望を軽やかに、あたたかく描きます。
内容説明
大吉さんと巌さんは小学校時代に仲間と隠した宝物を取りに行きます。出てきたものは当時の玩具や漫画本…。蘇ってくる亡き友人や恩師の顔たくさんの記憶。毎日がいとおしくなる四季折々の彩りとともに人生の希望を軽やかにあたたかく描きます。
目次
春(海と猫;百合子姉ちゃんのおやつ ほか)
夏(雨の日のパトロール;トレジャーハンターケン ほか)
秋(彼女を待ちながら;猫の化石)
冬(リメイクねずみ;タイムカプセル開封式 ほか)
著者等紹介
ねこまき[ネコマキ]
ミューズワーク。2002年より、名古屋を拠点にイラストレーターとして活動を開始。コミックエッセイをはじめ、犬猫のゆるキャラ漫画、広告イラストなども手掛けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ケイプ
20
大吉じいちゃんと猫のタマの暮らす島の春夏秋冬、のんびり時間が流れています。佳枝ばあちゃんを思い出す大吉さんがちょっと切なくて、でもあたたかくてなんかいいです。2025/04/11
宇宙猫
17
★★★★★ すっかり忘れてたけど、竹の子の皮に梅干し入れて吸うやつは子供の頃にやった。懐かしいな。タマさんと一緒に今の姿で化石になったら... という想像が楽しい。2024/12/31
mahiro
17
レシピノートつき特装版を買ったが、こちらに登録してしまった。こちらも金目と若竹煮のレシピが美味しく簡単そうに描かれて作りたくなるがいざ作るとなると結構手がかかって難しそうだ。今回は学校の庭に埋めたタイムカプセルを開ける話をメインに小学生の頃や新婚時代など昔の思い出が折々の季節と共に描かれる、タイムカプセルセレモニーの為に島に帰ってきた元生徒が「この島自体がタイムカプセルのよう」と言う言葉がこの作品をあらわしているようだ。診療所に若先生が来たり美智子さんがカフェ海猫をおしゃれな店にしたりと少しの変化はあるが2024/03/21
カタコッタ
15
懐かしい気持ち、凄くするんです。歳をとっても思い出すのは子供の時の善き日の思い出ばかり。こうやって毎日ねこと過ごすのも良いもんですね。ねこまきさんのお話、大好きです。2024/08/17
まつけん
15
猫のたくさんいる島で暮らす大吉じいちゃん、数年前に妻に先立たれて今は猫のタマ、そして、子ネコたちと過ごしている。シリーズ10作目。ネコあるある満載で楽しく読了。タイムカプセルや音楽を通して大吉じいちゃんが昔を思い出す場面もあるノスタルジックな一冊。2024/07/19