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出版社内容情報
〈ハロウィンナイト〉を生き延びた私・幽鬼の前に現れた美少女。その正体はあの丸っこい娘さん・玉藻だった。
様変わりした彼女を(泣く泣く)弟子にした私は、盲目のプレイヤー・鈴々を訪ねる。
視力に頼らずゲームを生き抜いてきた彼女に、その技術を教えてもらおうと思ったのだが――この人、かなり物騒な思想の持ち主で……。
修行を終えてしばらくが経ち、新たに挑むは剣士の決闘をテーマに据えたゲーム〈ロワイヤルパレス〉。
立体感と遠近感に欠けた視界で、この戦いを生き残れるのか?
あるときは離島で、またあるときは王宮で。
今日も私は――死亡遊戯で飯を食う。
……たとえこの身が裂かれようとも。
内容説明
“ハロウィンナイト”を生き延びた私・幽鬼の前に現れた美少女。その正体はあの丸っこい娘さん・玉藻だった。様変わりした彼女を(泣く泣く)弟子にした私は、盲目のプレイヤー・鈴々を訪ねる。視力に頼らずゲームを生き抜いてきた彼女に、その技術を教えてもらおうと思ったのだが―この人、かなり物騒な思想の持ち主で…。修行を終えてしばらくが経ち、新たに挑むは剣士の決闘をテーマに据えたゲーム“ロワイヤルパレス”。立体感と遠近感に欠けた視界で、この戦いを生き残れるのか?あるときは離島で、またあるときは王宮で。今日も私は―死亡遊戯で飯を食う。…たとえこの身が裂かれようとも。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
33
ハロウィンナイトを生き延びた幽鬼の前に現れた美少女・玉藻。様変わりした彼女を弟子にした彼女が、今後のために盲目のプレイヤー・鈴々を訪ねる第5弾。自身の右目の視力が失われつつある中、視力に頼らずゲームを生き抜いてきた彼女に、その技術を教えてもらおうと玉藻とともに訪れた幽鬼。弟子となった玉藻と修行を共にして、袂を分かった幽鬼が挑む剣士の決闘をテーマとするゲームロワイヤルパレス。かつて師弟関係であったからこそ、その数々の記憶が対戦した時の駆け引きとなってしまう、このゲームのえげつなさを改めて垣間見る思いでした。2024/02/07
オセロ
32
幽鬼のさりげないアドバイスを忠実に実行してみせた玉藻。そんな玉藻を弟子にすることを決め、死亡遊戯で生き残るイロハを教えていく中で右目の視力が低下してきた幽鬼は全盲の元プレイヤー鈴々に教えを乞うことに。 ハンディキャップを負っているとは思えない戦闘技術と意思を鈴々から受け継いだ幽鬼。順調に連勝記録を伸ばしていく幽鬼だったが玉藻に教えられることは殆ど残ってなくて。師弟関係を解消して挑んだ死亡遊戯は師弟愛が感じられるものであると同時に辛いものだったなと…2023/12/26
わたー
25
★★★★★前巻で弟子を取ったのでこうなることはわかりきっていたが、いざ想像通りになるのを見ると、この1冊を通してかなり情が移っていたので勘弁してほしかった。ハロウィンナイトで出会った少女、玉藻が主人公の家にまで押しかけてきたことでなし崩し的に師弟関係を結ぶことになる5巻。片目の視力を失ってもプレイヤーとして活動するために、盲目の元プレイヤーの指導をうけるティーチャーズメランコリーと、1対1の決闘を複数チームの総当たり戦で行うロワイヤルパレスが主だったゲームとして収録されていたが、やはり後者がキッツい。2024/02/11
とってぃー
12
やはり躊躇のないラストが圧巻ですね〜!弟子と向き合いきれなかったことから起こる現実とどんどんボロボロになる身体での戦い方に魅了された。今まで孤高だった幽鬼が弟子をとることは微笑ましかったけど、その先にあるものは辛かったね…。ロワイヤルパレスでは一時的にとんでもない状態になりますが、そこを乗り越えていく強さとゲームへの執着は死亡遊戯らしさ全開でした!ラストは身体の次は精神?な展開で非常に次巻が楽しみです。2023/12/29
真白優樹
11
押しかけ弟子の玉藻に指導をする事になる中、盲目での戦い方を学ぶ為、元プレイヤーである鈴々の元を訪ねる今巻。―――絆を結べど、遊戯の上。向かい合ったのなら殺しあえ。 生き抜くたびにどんどんボロボロに、何かを失っていく。それでも生き抜くために技術を学び生にしがみつく巻であり、この作品がデスゲームだと言う事を如実に教えてくれる、やっぱり今回もプレイヤーが死ぬ巻である。近づき合って離れて、また誰かを手にかけて。どんどん幽鬼は背負い込んでいく中現れるのはもう一人の自分。告げられるのは。 次巻も勿論楽しみである。2023/12/28