出版社内容情報
浄土真宗僧侶が描いた、マンガで楽しく学べる仏の教え。
仏教好きヤンキーと頭でっかち住職の対照的な2人が、
それぞれの視点で仏の教えを解釈していく。
著者がこれまでSNSなどで発表してきた「ヤンキーと住職」の各エピソードを大幅に改訂。
話題になった「寺の危機」などを収録するほか、ヤンキーと住職のその後を描いた52ページの描き下ろし新作マンガも掲載。
・天上天下唯我独尊 ・娑婆 ・諸行無常 ・分別
・凡夫 ・卑下慢 ・誰がために ・三毒の煩悩 ほか
内容説明
仏教好きヤンキーと頭でっかち住職。対照的な2つの視点だからこそ見えてくる浄土真宗僧侶が描いた楽しく学べる仏の教え。
目次
ヤンキーの問い編 仏教用語の基礎知識(天上天下唯我独尊;諸行無常一;卑下慢;娑婆;凡夫;ヤンキーの過去;お勤め;誰がために ほか)
地獄編(「地獄」のマンガの註釈)
ブッダ編
著者等紹介
近藤丸[コンドウマル]
1984年富山県生まれ。浄土真宗本願寺派高岡教区真光寺衆徒。浄土真宗本願寺派教師。漫画家。龍谷大学大学院文学研究科修士課程修了(真宗学)。現在、同大学博士後期課程。京都女子中学校・高等学校講師(宗教科)。浄土真宗の学校で仏教の教員として勤務。漫画家・イラストレーターとしても活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめぴょん
14
「苦しみや悲しみをなくすのではなく、背負う力を与えてくれるのが仏教」と著者の先生にあたるお坊さんの言葉。そういった生きる糧になるような深い言葉を伝える場として漫画にされたと感じます。非常に読みやすく、サクッと読めます。白隠和尚の逸話をもとにした「地獄」の話は印象的。 「生かされてんだよ」「本当に立派なやつは、自慢もしねえけど卑下もしないよなあ」などヤンキーの言葉にはっとさせられます。中庸、バランス、二分しない、決めつけないなどが仏教のキーワードかな。以下は文中引用。 分別せずには生きられないけど、分別を超2024/03/20
おさと
7
仏教好きのヤンキーさんだった!仏教面白いからもっと知りたくなる。2023/04/14
鹿野苑
7
やはり近藤丸さんは富山県民であった(プロフィール参照)。 前回はガツンとやられたけど、今回はヤンキーとの遭遇に驚き目から汗が出た。 コラムが秀逸すぎる。まえがきが安田理深師の言葉で始まる。作者の方は間違いなく真宗大谷派(お東)だろうと思ったら本願寺派なのである(再度プロフィール参照)。なんていうの?この西と東とか関係なく、真宗ど真ん中みたいなこの内容。あえて宗派いらないんじゃね?というこのまっすぐさ。打ち抜かれた。る方にも全方向でおすすめ。2023/02/05
せっかちーぬ
5
やっぱり仏教難しい。そういえば、ヤンキーや住職の本名が出てこなかった。それに気付いたのはかなり終盤。苦しみや悲しみを背負う力を与えてくれるのが仏教であり、わからんっていう所にちゃんといるのが修行。「自分が頑張ったことを誇るのではなく、今自分が頑張れていることに感謝できるようになる」のが、仏様から願われていること。こうやって、分からないながらも乏しい自分の知識を探り、人に教えを乞い、繋げて、うっすらと理解する環境に身を置けていることに感謝しながら生きていく必要があるのだろう。と、薄く理解。2024/05/28
百式改(公論サポーター東海)
3
仏教の新しい布教形態2023/02/17
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- 和書
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