出版社内容情報
ゲームデザイナー・上田文人が手掛ける幻想的な作品たちは、何十年にもわたり世界中で愛されている。
プレイヤーの記憶に深く刻まれている『ICO』『ワンダと巨像』『人喰いの大鷲トリコ』は、どのように生まれたのだろうか。
彼のゲームづくりへの考え方や作品への思い、開発秘話などを伺った数万文字にもおよぶ文章と、
本書に収録している数百点のコンセプトアートの数々から、その世界観を紐解いていく一冊。
内容説明
『ICO』『ワンダと巨像』『人喰いの大鷲トリコ』。上田文人が手掛ける幻想的な作品たち。彼のゲーム作りの考え方やコンセプトアートの数々、その全てを、ここに。
目次
1 ICO(「ICO」の物語;「ICO」に込めた思い ほか)
2 ワンダと巨像(「ワンダと巨像」の物語;「ワンダと巨像」に込めた思い ほか)
3 人喰いの大鷲トリコ(「人喰いの大鷲トリコ」の物語;「人喰いの大鷲トリコ」に込めた思い ほか)
4 上田文人のこと(「いま」の上田文人をかたち作るものたち;上田文人と「これから」の話)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つちっち
7
ゲームはたまにする程度。好きなジャンルやシリーズタイトルはあっても、クリエーター個人を意識するのは上田文人だけ。 寡作な人なので、次出るのが待ち遠しい。この本で暫し彼の世界に浸りたいと思います。2024/09/12
ソラーレ
7
ゲームデザイナーの上田文人さん。彼の作るゲームは美しく印象的で迫力ある世界だ。彼が制作したゲームに「ICO」「ワンダの巨像」がある。どうやって作っているのだろうか。まず最初にさまざまなゲーム企画を考えた上で、そのゲームを作る必要があるのか、作る意義があるのか、イノベーティブかどうか、これらの点を検討することから始めるという。だからかつて経験したことのない印象的なゲームになるんだろうな。2024/02/10
さぶろうの領土
4
私はPS1・2時代のゲームが好きで、もしその中で十選を選ぶとしたら間違いなくその内の一作は『ワンダと巨像』を選ぶ。『ICO』『ワンダと巨像』『人喰いの大鷲トリコ』を手掛けた上田文人氏のインタビュー&コンセプトアート! 以下『ワンダと巨像』の思い出→私は『ワンダと巨像』に出会った時「俺が求めていたリアリティはコレなんだよ!」と歓喜した。その頃の私はゲームに対して一つ不満を感じていて、その不満とは「グラフィックがリアルになるにつれて、デカい敵を倒すリアリティを感じなくなっている」ことだった。2023/08/13
ぎんのゆび
2
上田文人さんのインタビューや、たくさんの絵コンテ等が掲載されています。 初めてICOをプレイした時の、幻想的な感覚や、ワンダと巨像の緊張感を思い出して、またゲームをプレイしたくなりました。2023/09/20
nonta09
0
まだ上田文人氏のゲームをプレイした事はないが、 動画での温かいグラフィックや世界観に引き込まれていた為読んでみた。 今度は実際にゲームもプレイしてみたい。2024/08/11
-
- 和書
- さくまあきらの正体