出版社内容情報
『この世界は、私のために回っている――』
謎の万能感とともに永い眠りから醒めた少女ミツバ。
しかし、継母はミツバの覚醒を快く思っていなかった。継母の策略で、ミツバは貴族名を取り上げられたあげく、士官学校に入学することになってしまう。
ところがミツバには、ぼんやりとした異世界の記憶と、無自覚に発動する呪いの力が宿っていた……。
これは、周りの人々に畏れられながらも異能の力でわが道を突き進む少女の生き様を描く、異色の異世界蹂躙譚。
内容説明
『この世界は、私のために回っている―』謎の万能感とともに永い眠りから醒めた少女ミツバ。しかし、継母はミツバの覚醒を快く思っていなかった。継母の策略で、ミツバは貴族名を取り上げられたあげく、士官学校に入学することになってしまう。ところがミツバには、ぼんやりとした異世界の記憶と、無自覚に発動する呪いの力が宿っていた…。これは、周りの人々に畏れられながらも異能の力でわが道を突き進む少女の生き様を描く、異色の異世界蹂躙譚。
著者等紹介
七沢またり[ナナサワマタリ]
作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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岡本
58
Kindle。著者の久しぶりの新作。超人的な力を持った女主人公が蹂躙していくのは著者の癖を感じる。内憂外患で戦乱の迫った世界で主人公がどの様に周囲を振り回していくのか。次巻も楽しみ。2023/11/11
よっち
40
謎の万能感とともに永い眠りから醒めた少女ミツバ。しかし父を毒殺した継母の策略で、貴族名を取り上げられた挙句、士官学校に入学することになってしまう異世界蹂躙譚。彼女にはぼんやりとした異世界の記憶と、無自覚に発動する呪いの力が宿っていて、幽閉場所や、わずか11歳で入学することになった士官学校、軍事研修として送り込まれた先でも、どこかぶっ飛んだ思考でやりたい放題に蹂躙して、行く先々で周囲を恐れさせてゆくミツバ。士官学校で出会ったクローネとサンドラたちと進む道は異なりそうですけど、これからどうなるのか続巻に期待。2022/12/04
alleine05
10
『死神を食べた少女』『勇者、或いは化け物と呼ばれた少女』『火輪を抱いた少女』の作者の新作。なかなか新作が出なかったけど、こうして読めて嬉しい。いつも通りの頭がヤバい少女が軍人になる話だけど、今回は銃や大砲を使うのが今までとの違いか。まだ1巻だけあって暴れ方とその被害はまだおとなしめな印象。士官学校卒業後が楽しみ。同期のクローネやサンドラはどちらも出世して、将来的には敵対することになりそうな気がするのだけど、どうなるだろう。2022/12/01
TERU
9
永い眠りから醒めた少女・ミツバ。
しかし、継母はミツバの覚醒を快く思っていなかった。
唯一の味方であった父は、継母の謀略により他界。残されたミツバは、貴族としての名を取り上げられ士官学校へ入学させられる。そんなミツバには、ぼんやりと残っていた記憶と、無自覚に発動する呪いの力が宿っていた…… 人間の皮を被った化け物の少女・ミツバが愉快に呪いを振り撒いていくダークファンタジー。 作者・七沢またり先生の作品が軒並み好きなので完全に作者買いだったのですが面白かったです。2023/03/04
リュウ
7
10年間植物状態だった少女・ミツバが呪いの力を手に入れて起き上がり、やりたいように世界を蹂躙していくダークファンタジー作品ですね。 ある時は穏やかに、ある時は過激になるミツバの性格が怖すぎました......。 そのせいで(?)先の見えないストーリーになっていたのが最高に良かったです。 とても面白かったので、2巻も期待してます!2023/07/22