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出版社内容情報
三河 ごーすと[ミカワ ゴースト]
著・文・その他
Hiten[ヒテン]
イラスト
内容説明
ハロウィンの魔力に惑わされるように恋人同士の温もりを求めた悠太と沙季。表向きは今までと同じ距離感を保ちながらも、その関係の在り方には確かな変化があった。互いの誕生日、サプライズとすり合わせ、クリスマス、初めての年越しと、里帰り。プレゼントや記念日の過ごし方、相手の喜ばせ方に悩みつつ、不器用な二人なりに幸せな道を模索していく。そして、両親や親戚の姿から大人になることや家族の繋がり、恋愛関係のその先…結婚や子どもについても考えさせられ…?これは、兄妹になった二人が過ごす初めての冬の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナギ
60
義兄妹の冬のイベント盛りだくさん。ということで、少しずつお互いの距離が近づいていくけれど、もどかしいですね。ラブコメ要素も少なく純愛物で展開がゆっくりなので私はだんだん息苦しくなってきたぞ。アニメ化もされるようですので、テンポがどうなるのかが気になります。2022/11/27
オセロ
44
ハロウィンの魔力に魅せられて互いの好意を確認し合った悠太と沙季。 そんな2人の誕生日は互いをとても大切に想っているのかが伝わってきましたし、家族愛も感じられる尊いものでした。 年越しで悠太の叔父の家を訪れ、見知らぬ人達に囲まれて不安な思いをしている沙季を悠太が支える場面にはグッとくるものがありましたし、悠太を改めて意識する沙季は可愛すぎですね。 次巻は遂に2人の関係を両親に打ち明けるのでしょうか、楽しみです。2022/08/26
よっち
38
ハロウィンの魔力に惑わされるように恋人同士の温もりを求めた悠太と沙季。義理の兄妹から少しだけ関係を変えた二人が過ごす初めての冬の物語を描く第六弾。表向きは今までと同じ距離感を保ちながら、その関係の在り方には確かな変化を感じる二人が、プレゼントや記念日の過ごし方、相手の喜ばせ方に悩みつつ、幸せな道を模索していく不器用なやり取りや、慣れない義実家への帰省で支えてくれる悠太とのことでいろいろ思いを馳せる沙季がなかなか微笑ましかったですけど、しみじみとほんとにお似合いだなと思う二人の急展開には期待しかないですね。2022/08/24
rotti619
36
3巻から続いた激動の物語から打って変わって従来の静かな展開に終止した今巻。しかし、お互いの元家族について、今まで明言されていなかった離婚の経緯や実父、実母の人物像、彼らの思いが深掘りされている。前巻のハロウィンでの出来事を踏まえた上で、クリスマス・お正月を家族と過ごす2人に”将来”の姿を考えさせる内容となっていた。終盤の悠太の実家で祖父に見せた彼の態度は、今までだったらそういう言い方では庇わなかったであろう彼の成長と沙季への愛情が込められた、良いシーンだった。2022/09/03
ひぃす
35
12月初旬から、2人の誕生日、クリスマス兼誕生祝、浅村家大集合の年末年始まで。対外的な関係は「仲の良い兄妹」に定義したふたり。とはいえ、実際の関係は、接し続ければ深化していくのは当たり前なわけで。気持ちが通じ合って、想いがどんどん積みあがっていくターンに入っている感じですね。お互いに相手がもつ外の世界を認識いていっていて、否応なく「対社会」というのを強く認識していく。最早お馴染みになった、ふたりの視点が交互に描かれることで、心情の変化が読み取れるのがいいですね。2024/06/26
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