出版社内容情報
「家賃が払えなくなった」――
そこから始まる、仄暗い日常の1ページ。
家賃保証会社の回収担当者が見つめた、「家賃が払えない」人々の生活とは?
取り立てに向かうと契約者がご遺体となっていた通称:死体部屋、家賃保証会社の仕事とはなにか、生活保護受給者の生活、デリヘル嬢の本音、生活保護費の支給方法、お金持ちなのに滞納をするセレブ、テレビでもよく見かける芸能人…など、担当者が見てきたリアルを描きます。
一歩間違えるとあなたの身にも降りかかるかもしれない、教訓になること間違いなしのコミックエッセイ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニッポニア
61
そういう仕事もあるから世の中成り立ってるんだろう。死体と遭遇する仕事、ストレスとの付き合いのエキスパートである必要がある。以下メモ。死ぬ理由もないけれど、生きる理由もない、と書き残して自殺する滞納者。孤独と向き合う時がきて、耐えられる人がどれぐらいいるのか。ババ抜きを誰がするか、という乱暴な考え方だという人は何も考えていない。現実として、社会は受け止めるべきだ。幸せの形は人それぞれ、生活保護を受けて、楽観的に生きる姿は一つの希望なのかもしれない。2024/04/07
たまきら
39
kindle unlimitedにて。「家賃保証会社」について調べていたところだったので、実際にお仕事されている方の話には学ぶことが多かったです。いやはや大変なお仕事だ…。夫に読ませてあげよう。2024/03/20
漫画専用アカ
3
これが令和ニッポンのリアルと言っても過言ではない。「追い出し屋」と揶揄される家賃保証会社の青年の目に飛び込むのは、お金にだらしがない自分勝手な顧客、貧困にあえぐ女性、高齢者の孤独死…。格差社会ここに極まれり。本書を読めば、この国が構造的におかしいことになっているとハッキリと気づかされるだろう。必読。2023/11/14
gachin
2
人道的かは会社による。帰ってきてるかどうかは、ドアの蝶番にテープを貼って調べる2024/07/14
いくみ♪
2
キンドルアンリミテッド。た、大変なお仕事だあ……。でも大家さんにとっては助かる存在だな。2023/11/18