出版社内容情報
取引先との商談に七名を連れ出したことを悔やむ一成の前に、七名の父・諏訪部家当主が現れる。
七名を娶る気なら諏訪部家との縁を切るように告げられた一成は「時間が欲しい」と告げ、七名に自分は「人の心の声が聞こえる」ことを告白する。
「隠し事があるなら話してほしい」という一成の言葉に対し、七名は一成を想い本当のことを告げることができなかった。
それから一成と七名の想いはすれ違い、周りの人々が心配するほどぎこちないものに変わってしまって──!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
粋
7
一成と七名、どんだけ困難が待っているのかハラハラしているなか、甘々展開ににんまり(笑)異国人君どんだけ嫌な奴と思っていたけど、背景知っちゃうと見方が変わる。それでも、一成と七名の本当に幸せな姿がみたい!!2025/06/23
わち ⊱^>ω<^⊰ฅ
6
素直になった途端、甘々! ところがどっこい、まだ波乱が待っていた。 そういや、簡単には幸せにしてくれないのでしたっけ… ううん作者さん、いけず。 もっとやれw(酷) 聞こえる。見える。わかる。 それぞれ辛い子供時代。 ファンというか…クロード様にも幸せになってほしいなとは思います。2022/02/10
BUM
4
諏訪部家の闇と、最恐異人クロードが動く。其々の痛ましい過去、みんな必死で生きてた。その中心に七名がいるようです。一成の自覚で七名がどんどん可愛くなっていくわ。幸せと困難の始まりですね。頑張れ一成!クロードとどうやり合うのか楽しみです。2021/11/15
糸文
3
★★★★★2023/02/02
かなっち
2
積読本消化⑫号泣に次ぐ号泣で、興奮冷めやらぬ第3巻。心の声が聞こえる人間不信な青年と、家族から虐げられていた名家の令嬢で口のきけない少女の、打算から始まった大正ファンタジー恋物語です。登場する人物皆に苦しい過去があり、幸せになろうとする結果のゴタゴタに胸が詰まり、誰も責めることができません。それでもやっと信じられる人に出会い、初めて愛する喜びを知った一成には、幸せになってほしいと願うばかりです。それなのに更なる絶体絶命な状況になり、どう打開するのでしょうか。早速4巻を手に取ったのは、言うまでもありません。2025/11/07




