内容説明
「自分を休ませること」と「学校を休むこと」は、イコールではありません。ストレスがかかりすぎていない状態なら、学校に通いながら体も心もしっかり休ませることができます。反対に、学校生活以外にもストレスの原因がある場合は、学校を休んでもぜんぜん休めていない…ということもあるんです。精神科医による「正しく休む」ための本。見守る大人たちへのアドバイスも収録。
目次
1 「休む」ってなんだろう?
2 お悩み解決―自分の心と体
3 お悩み解決―人とのかかわり
4 お悩み解決―上手な休み方
5 実践ワーク―休むための第一歩
番外編 大人たちへ伝えたい
著者等紹介
井上祐紀[イノウエユウキ]
精神科医(子どものこころ専門医)。1998年岐阜大学医学部卒業。2011年社会福祉法人日本心身障害児協会島田療育センターはちおうじ(診療科長)。2014年公益財団法人十愛会十愛病院(療育相談部長)。2015年社会福祉法人青い鳥横浜市南部地域療育センター(所長)。2019年東京慈恵会医科大学精神医学講座(准教授)などを経て、2021年福島県立矢吹病院(副院長)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 評価
絵本と児童書が多い本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちゅんさん
50
子ども達と関わるすべての大人に読んでほしい。好きで学校休んでるわけじゃないんですよね、休むのもつらいんだ。もしかしたらそれがわからない大人もいるかもしれない。そして子どもにも有給を認めてあげてほしい。子ども向けに易しく書かれているけど実は大人にも応用できるすごくいい本です。2022/11/07
再生の序章
41
文末に書いてあった。子供向きに書いた身体の休ませ方を大人が読んだら目を背けたくなるかもしれないと(笑) 逆に子どもから見ても、今って非常に過ごしにくいのだと改めて感じる内容だった。皆勤賞を当たり前のように取るよう親に詰め寄られて、苦しくても学校に行っていた事を勲章にしろ!と言われてきたけど、私も今、いきにくい。しかし、子どもに休ませ方を上手く教えられないのは、私が教わらなかったからだとも思った。 時間に猶予はないスピード社会でどこまで人や子どもの可能性を信じて待つ事が大人の役割だと思い知らされた。2022/11/24
りお
32
私自身学生の頃不登校で学生時代学校を休んでいることに対して大きな罪悪感を感じていました。休むことは悪いことではないと感じられたら心の回復も早いのではと思います。 ものの感じ方は人それぞれ、誰かにとっては気にならないことで自分が傷つくこともあればその逆もある。大切なのは自分がどう感じたか。自分が辛い、苦しいと思うならていねいに対処した方がいい。 私が学生の頃は休むこと=悪、甘えだと言われていたので教育に携わるお仕事をしている人にも読んでほしい。とても勉強になった。 2021/07/23
manamuse
21
私には分かりづらかった。自己啓発みたいな感じがして中高生には難しいような…。不登校じゃなく自主休校…まぁ〜モノは言いようよね〜。2021/08/05
Tadashi_N
16
マインドフルネス的な呼吸法、良き相談相手になるように心がけること。2024/08/10