出版社内容情報
人々の知恵がネットワーク化され、「集合知」として可視化されつつある現代。新たな知の試みは、硬直化した専門知の閉塞を打ち破ることができるのか。科学、哲学、社会、文化など、多様な視点からその可能性を問う。
【著者紹介】
1948年、東京生まれ。東京経済大学教授、東京大学名誉教授。東京大学工学部計数工学科卒業。工学博士(東京大学)。株式会社日立製作所と米国スタンフォード大学でコンピュータを研究した後、東京大学社会科学研究所教授、東京大学大学院情報学環教授などを経て、2013年より現職。専攻は情報学・メディア論であり、とくに文理にまたがる基礎情報学の構築に取り組んでいる。近著として『ネット社会の「正義」とは何か』(角川選書)、『集合知とは何か』(中公新書)など。『デジタル・ナルシス』(岩波書店)でサントリー学芸賞受賞。
内容説明
ひとりひとりの知恵がネットワークで結びつき、「集合知」として可視化されつつある現代。コンピュータを介してすべての人が協働する創造的な「新文明」の到来はありうるのだろうか?科学、哲学、社会、医学、文学など多分野の論客が、それぞれの視点から未来像を投げかける!
目次
第1部 ネット集合知に何ができるのか(知能増幅としてのネット集合知;集合知とは何か;ユーザー参加型芸術の歴史と集合知研究;心とネット―結界を破るもの;想像界とネット界)
第2部 変容する人間と社会(インターネットに「ユーザー」はいるか?―「抽象的・遡及的集合知(心の理論 注意×リッチクラブ)」→Brain Internet Protocol?
情報の哲学としてのサイバネティクス―アルゴリズムと現実像
SNSは人を変えるか?
ネット社会における正義)
著者等紹介
西垣通[ニシガキトオル]
東京経済大学教授、東京大学名誉教授。1948年、東京生まれ。東京大学工学部計数工学科卒業。工学博士(東京大学)。株式会社日立製作所と米国スタンフォード大学でコンピュータを研究した後、明治大学教授、東京大学社会科学研究所教授、東京大学大学院情報学環教授を経て、2013年より現職。専攻は情報学・メディア論であり、とくに文理にまたがる基礎情報学の構築に取り組んでいる。『デジタル・ナルシス』(岩波書店)でサントリー学芸賞(芸術・文学部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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