出版社内容情報
名字の分布は日本人の移動の軌跡を物語る。身近でありながら謎の多い名字の由来。その分布からは、さまざまな歴史ドラマが浮かび上がってくる。日本全国に分布する地域特有の名字を、歴史エピソードとともに解説。
内容説明
名字の分布は日本人の移動の軌跡を物語る。身近でありながら謎の多い名字の由来。その分布からは、さまざまな歴史ドラマが浮かび上がってくる。日本全国に分布する地域特有の名字を、歴史エピソードとともに解説。
目次
序章 「名字」の由来
第1章 北海道・東北地方の独特の歴史をもつ名字
第2章 関東・中部地方の独特の歴史をもつ名字
第3章 近畿・中国地方の独特の歴史をもつ名字
第4章 四国・九州・沖縄地方の独特の歴史をもつ名字
第5章 十大名字の由来と全国への広がり
第6章 特定の地域に多い名字の来歴
第7章 歴史を物語る名字の広まり
第8章 歴史を物語る珍しい名字
終章 名字が語る日本の歴史
著者等紹介
武光誠[タケミツマコト]
1950年、山口県生まれ。明治学院大学教授。東京大学人文系大学院国史学科修了。文学博士(東京大学)。専攻は日本史。歴史哲学や比較文化的視点からの幅広い執筆活動を展開、日本の思想文化の研究に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雲をみるひと
13
名字に関する本。各県にゆかりの武将などの名字の由来、主要な名字の来歴、珍しい名字の紹介などの章から構成されている。身近なテーマで企画としてはよいと思うが、途中、氏族の紹介をした三行ほどの文章が続くのには正直少し辟易する。作者としては強調したかった章なのかもしれないが、より多くの人が興味を持つであろう後ろの章が比較的よく知られたエピソードのみにしか触れられていないこともあわせ、構成を考えてもよかったと思う。2020/09/19
15deossan
1
新書。各都道府県の有名な名字の一覧や、十大名字の由来、珍しい名字の由来などが、コンパクトにまとめられている。2015/12/12
太郎くん。
0
名字のいろは。名字の歴史や地域毎に多い名字ランキングなど知らないことが沢山あったので面白かった。当然ながら?自分の名字は出てこなかった(笑)2015/06/05
Ryuji Saito
0
2015年55冊目。 著者曰く「日本の多数の名字をみていくための地図作り」となる本を目指した(本文p.9)。 日本の名字を短時間で知るのに素早い1冊。より広く深く知りたい方は、森岡浩さんの著作に進んでください。2015/06/03