生きものたちの秘められた性生活

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生きものたちの秘められた性生活

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  • サイズ B6判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784046533500
  • NDC分類 481.35
  • Cコード C0098

出版社内容情報

精力旺盛のカモ、駆け引き上手なトゲウオ!?生物たちの驚きのセックス事情

「生物たちの珍妙すぎる『下半身事情』に、知的好奇心と、そうでない好奇心とが刺激される、大人の学習百科である」――早川いくを(『へんないきもの』)

驚きと感動に満ちた、地上のセックスライフを観察せよ!

●パンダはセックスが本当に下手?●Tレックスのペニスは3.5m以上ってホント?●トゲウオのオスは子煩悩なイクメン、メスはぐうたらで役立たず!?●オットガエルは、メスをめぐる戦いの時ライバルを突き刺すた余計な指を持っている!●サンバガエルのメスはオスを巡って取っ組み合い!●オスのカモは異様に性欲が強く、メスは常に襲われる危機●競走馬の性行為の成功を、小切手を握りしめて見守る人間たち●セックスレス、ゆえに不死身?のワムシ●愛情あふれるボノボのフレンチキス●フラミンゴの同性愛カップル●針だらけでセックスも一苦労のハリネズミ●オスのクモの腰振り求愛ダンス●死が二羽を分かつまで離れない、ニシコクマルガラスの恋人たち etc.……

目 次
序 章 ありがとう、ヤングァン
第一章 ジュラシック・ファック
第二章

内容説明

怒りのツボを突いたのは、大手ガーディアン紙の記事。エディンバラ動物園のジャイアントパンダのカップルについて、性的不能と書き立てたのだ。生物たちのセックスライフの真実を求めて、徹底調査に乗り出した著者。その旅の果てに見出したのは、愛か、生存競争か?抱腹絶倒のサイエンス・エッセイ。

目次

ありがとう、ヤングァン
ジュラシック・ファック
超魚ハルク
カエルたちに明日はない
ペニスに死す
バグズ・セックスライフ
種馬物語
時をかけるゾンビ
ホタルの墓
禁じられた交尾
フラミンゴの異常な愛情
わがダニは白なりき
ティギーおばさんとその仲間たち
スパイダー・オス
飛んだカップル

著者等紹介

ハワード,ジュールズ[ハワード,ジュールズ] [Howard,Jules]
1980年生まれ。動物学を専門とする科学エッセイスト。ガーディアン紙ほかに寄稿するかたわら、BBCラジオ「Wildlife Magazine」やBBCテレビ「The One Show」ほか、テレビやラジオに出演し人気を博している。イギリス・ノーサンプトンシャー州在住

中山宥[ナカヤマユウ]
1964年、東京生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小梅

78
表紙を見て即買いしたにもかかわらず積んでいた本。イギリスの動物学が専門のガーディアン紙にも寄稿する科学エッセイスト。パンダの繁殖が難しいって事から様々な生きものの性生活についてレポート。哺乳類、鳥類、昆虫、微生物と範囲が広いのが興味深く、面白く読みました。2018/01/02

ふろんた2.0

21
ちょっと雑学、エンタメ要素もあるけど、いろいろな生き物の生殖活動を研究した真面目な本。著者自身もこの手の本は数あれどポルノ寄りになると嘆いているのに、なぜ日本版はこのような表紙にしてしまうのか。 2016/06/28

からっぽな蛙《真梨江》

12
[図書館本]キャッチーでファニーな表紙に思わず手に取った。パンダの繁殖問題に端を発し、虫や動物たちのセックスの在り方が如何に多様であるかを軽やかな文章で読ませる。パンダをソノ気にさせる為にパンダ用AV(他のパンダが交尾している映像)を見せるというニュースを聞いたときは、たしかに“パンダ、ナメられすぎじゃない?”と思ったものだ。種を問わず鳥や魚、ダニ、果ては恐竜にまで本書の対象は及ぶ。本書での“セックス”は必ずしも“交尾”とイコールではない。非効率的な方法ででも相手を求めるのはなぜか。なぜ有性生殖なのか。→2016/05/03

たお

10
邦訳タイトルを工夫すればいいのにと思う1冊。様々な生き物の繁殖戦略を、文献比較、研究者聞き取りなどから、丁寧にすくい取り、軽妙な語り口でわかりやすく解説してある。繁殖戦略無しには進化も拡散も語れない。そして、科学的な考察と人情味溢れる表現が楽しかった。別の『ダーウィンの覗き穴』を読まなければ、この本はタイトルで敬遠したままだったかな。週刊誌的煽りは、逆に手に取りづらい。2017/04/17

あんこ

9
ちょ、表紙のパンダさんの表情w しかし、これはまじめな本なのよ!イギリスの科学エッセイストが動物の生殖について取材したもの。パンダにはじまり、身近な生き物カモ、ハリネズミ、ヘビ、カラスなど。こと、生殖に関しては知らないことだらけだった。こんなに近いところに謎が満ちているなんて。作者も相当な動物好きらしく、愛情が伝わってきて、とても楽しく読めた。2016/01/01

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