出版社内容情報
2012年秋、スリランカに降った赤い雨の滴から細胞状微粒子が発見される。原始生命に酷似する微粒子の正体とは。紀元前から多くの記録が残る赤い雨の2500年にわたる謎と、宇宙に満ち溢れる生命の秘密に迫る。
内容説明
2012年11月13日、スリランカに降った赤い雨の滴から、分裂を繰り返す細胞のような微粒子が発見された。これは宇宙から運ばれてきた生命なのか―。アストロバイオロジーの最前線が描きだす、驚異の宇宙生命と進化のシナリオ!世界的な惑星科学者が生命誕生の謎に迫る、サイエンス・ノンフィクション!世界的天文学者、C・ウィックラマシンゲ博士との対話を収録。
目次
第1部 生命のゆりかご、宇宙―パンスペルミア説とアストロバイオロジーの最前線(地球は宇宙に対して開いている;スリランカに降った赤い雨;赤い雨という天変地異―2500年の謎;インドの赤い雨;赤い雨の凝結核は細胞状物質―現在までの分析結果;パンスペルミア説;宇宙は有機物に満ち溢れている;宇宙から見た文明)
第2部 宇宙生命探索の旅―チャンドラ・ウィックラマシンゲ博士との対話(なぜ、生命の源を宇宙に求めるか?;赤い雨;宇宙生物と文明)
著者等紹介
松井孝典[マツイタカフミ]
1946年、静岡県生まれ。理学博士。東京大学理学部卒業、同大学院博士課程修了。専門は地球物理学・比較惑星学・アストロバイオロジー。NASA客員研究員、東京大学大学院教授などを経て、東京大学名誉教授。2009年より、千葉工業大学惑星探査研究センター所長。1986年、海の誕生を解明した「水惑星の理論」を『ネイチャー』に発表。1988年、大気・海洋の起源に関する新たな理論の提唱により堀内賞受賞。『地球システムの崩壊』(新潮選書)。第61回毎日出版文化賞“自然科学部門”受賞など、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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