妖怪たちのラビリンス―西洋異界案内

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妖怪たちのラビリンス―西洋異界案内

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  • サイズ B6判/ページ数 193p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784046532718
  • NDC分類 388.3
  • Cコード C0039

出版社内容情報

ドラキュラ、天使、悪魔、小人…おなじみのキャラクター誕生の背景に迫る!

妖精やドラキュラなど、ヨーロッパの「妖怪たち」はなぜ生まれたのか? 聖痕(スティグマ)などの怪異現象はなぜ起きるのか? 育まれてきた宗教観や人々の持つ深層心理などから多角的に探る。価値ある写真も満載!

内容説明

「妖怪」を通してさまざまな生の形を見つめる―。ヨーロッパの風土や環境が生み出し、育んだ“妖怪”。フランスの神学院で学び、比較宗教史を専門とする著者が、その誕生の背景や、怪現象に見え隠れする人々の思いに迫る。新鮮な驚きに満ちた西洋妖怪案内。

目次

1 森にひそむいにしえの神々
2 形あるものと形なきもの
3 夜の街を吸血鬼がさまよう
4 魔女と悪魔の存在証明
5 悪魔祓いの真実とは?
6 心霊写真とわずがたり

著者等紹介

菊地章太[キクチノリタカ]
1959年、横浜市生まれ。筑波大学大学院修了後、フランス・トゥールーズ神学大学高等研究院留学。現在、東洋大学教授。専門は比較宗教史。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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碧月

4
かなり初心者向けの妖怪学の本。ムーミンの話から入って、ギリシャ神話、吸血鬼、魔女、悪魔祓いなど西欧の不思議なものについて述べ、妖怪を求める人の心について説明している。著者は大学で妖怪学の講義をしているそう。話し言葉で、好き嫌いはあるかもしれないが、軽く、読みやすくまとめている。ただ、読みやすさのためか、説明不足(特に神話のところ)が気になる。それでも全体として面白く読ませていただきました。「リカントロピア(オオカミ男変身症)」なんて病名があるのか…。西欧の怪しい現象に興味ある人におすすめ。2013/05/07

mimm

1
大学で行なわれた妖怪学の講義の中、西洋妖怪についての講義と、公開講座の原稿をもとに書かれた1冊。 ヨーロッパの人々における”妖怪”。ムーミンから始まり、魔女、ドラキュラ、悪魔、聖痕等々、説明のつかないできごとを”妖怪”として解いていきます。 知らないことばかりで、とても興味深く一気読み。実際の講義を受けてみたくなるくらい、引きつけられる筆致でもありました。入門書的な感じ。2017/05/24

りんふぁ

1
魔女や吸血鬼を妖怪と呼ぶには抵抗はあるが、まぁ妖怪と言えば妖怪だな。ムーミンも妖怪だったのにびっくり!実際に大学で妖怪学を教えてるそうで。ってかマジであったのか妖怪学!!にビックリでした。面白そうだなぁ。2015/04/06

BULL

0
タイトルの通り「異世界案内」な感じの一冊。後半の章は読みごたえがあったものの、全体的にはあくまで「妖怪って言うのはこういうものですよー」程度の案内なので妖怪学の第一歩としてはとっつきやすいのではないだろうか。2014/01/22

メイロング

0
自称じゃない妖怪学なんて初めてみた。「おわりに」でもあるとおり、この学問って信じられないほど広範囲。だからこの一冊は妖怪学概論のイントロ、試食用にすぎないのでしょう。硬くなりすぎず、やわらかすぎず。ほどほどの難易度がちょうどいい。新書でも良かったのでは? 2013/06/30

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