明治の東京写真―丸の内・神田・日本橋

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明治の東京写真―丸の内・神田・日本橋

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  • サイズ A5判/ページ数 247p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784046532411
  • NDC分類 213.6
  • Cコード C0072

内容説明

帝都東京15区の中心部、麹町区・神田区・日本橋区・京橋区(現在の千代田区・中央区)を650点余のカラー写真で大復元。石黒コレクションならではの、オリジナル古写真・絵葉書・幻灯写真で構成。各区では歴史的背景がわかる概説のほか、通り、地区、建造物などのテーマ別に写真を配列・編集し、一連の景観が復元的にわかるように工夫。すべての写真には、被写体の歴史的な事実、撮影年度、写真そのものからわかるさまざまな情報などを解説。歴史資料としても「読んで楽しむ」写真集。

目次

1 東京の中枢、麹町区(江戸城の御殿;二重橋 ほか)
『全東京展望写真帖』のパノラマ写真
2 二つの顔をもつ神田区(御茶の水;ニコライ堂 ほか)
3 商業と金融で先駆の日本橋区(日本橋;日本橋通り ほか)
4 文明開化を象徴する京橋区(京橋周辺;京橋より見渡したパノラマ絵葉書 ほか)

著者等紹介

石黒敬章[イシグロケイショウ]
1941年生まれ。石黒コレクション保存会主宰。ゆうもあくらぶ事務局長、日本写真芸術学会評議員。早稲田大学商学部卒業後、東京12チャンネル勤務、1966年石黒コレクション保存会設立。『幕末明治の肖像写真』で平成22年度日本写真協会賞学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Koki Miyachi

4
明治の東京(丸の内・神田・日本橋)の写真絵葉書によって当時の景観の復元を試みた素晴らしい写真集。各写真に著者の短いコメントがあり時代背景や周辺との関係、当時の世相などが浮かび上がる趣向だ。旧江戸城外堀の内側は麹町区といわれ、現在と同様に首都の中枢を形成していた。西欧風の絢爛たる建築が数多くあり圧倒的な迫力だ。神田区、日本橋区、京橋区といった隣接の都心エリアも日本を代表する建築と街並が続く。圧巻は当時ランドマークとして親しまれた神田駿河台のニコライ堂からのパノラマ写真。当時は本当に見晴らしが良かったのだ。2013/01/17

のぼりけんたろう

1
100年前後の昔とはいえ、もはや地形と区画以外は面影がほとんどない。東京は、維新、大震災、戦争などを契機に、かなり短いスパンでその都度「一新」といっていいほどの大きな変化に見舞われてきた。たとえばヨーロッパの古都とは違って、東京というのは巨大な「空の器」みたいなもんだと思った。2013/04/25

四季 彩

1
この時代には東京にも空があったんだ。川も堀もあったんだとしみじみ。2013/01/15

Teo

1
堪能した。戦前までは道もぬかるんだりしたではあろうが、その一方で人間の大きさに近いスカイラインの町並みが美しく見える。2011/09/25

doremi

1
今まではテキストベースでしか知らなかったものを映像として見られて良かったです。都心部の地形が判別できる時代があったのですね。明治・大正・昭和の写真で構成されますが、その変貌をリアルタイムで経験した人の心境はどんなものだったのか興味があります。 2011年 C0072 \3200. 20112011/07/02

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