いざなぎ流の研究―歴史のなかのいざなぎ流太夫

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  • サイズ A5判/ページ数 724p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784046532404
  • NDC分類 387
  • Cコード C0039

内容説明

高知県旧物部村の峻険な地に暮らす村人たちが守り伝えてきた「いざなぎ流」。“現代の安倍晴明”と称される太夫の神秘的な祭儀、物語性に富む祭文、神霊を象った数百種もの御幣など、そのすべてに原始の信仰の姿を見いだすことができる。陰陽道や修験道、神道、仏教と混淆しつつ、独自の信仰を今に伝える「いざなぎ流」の、謎に満ちた歴史と文化に分け入り、日本人の精神の根源に迫る。

目次

序章 いざなぎ流とはなにか
第1部 槇山の社会と生活を素描する
第2部 槇山の歴史を探る
第3部 いざなぎ流太夫の先祖たち
第4部 平家落人伝説と太夫たちの祭祀活動
第5部 いざなぎ流太夫の近代
終章 いざなぎ流信仰の遡源と形成をめぐって

著者等紹介

小松和彦[コマツカズヒコ]
1947年、東京都生まれ。国際日本文化研究センター教授。埼玉大学教養学部教養学科卒業、東京都立大学大学院社会科学研究科(社会人類学)博士課程修了。専攻は文化人類学・民俗学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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