内容説明
俳句とは、人間への関心を深めつつ自然に憧れるもの。流行のなかに不易を求め、季節の喜びを平明に叙して現代俳句の典型を確立した円熟期の句集五冊を収録。また拾遺作品一六七三句と初の季題別全句集を収録する。
目次
山の木
涼夜
今昔
山の影
遅速
拾遺
季題別全句集
著者等紹介
飯田龍太[イイダリュウタ]
大正9年(1920)、山梨県生まれ。国学院大学卒。昭和29年より「雲母」編集。37年、父蛇笏の死去により「雲母」主宰を継承。毎日俳壇選者となる。44年、第四句集『忘音』により読売文学賞受賞。56年、日本芸術院恩賜賞受賞。59年、日本芸術院会員に任命さる。昭和51年より蛇笏賞選考委員(平成16年まで)。平成4年8月、「雲母」九百号をもって終刊。この間、俳句界に広く目を向け、多くの俊英を育てた
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