石田波郷読本

石田波郷読本

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  • サイズ A5判/ページ数 412p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784046519207
  • NDC分類 911.36
  • Cコード C0095

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆうゆうpanda

43
隅から隅まで読んだわけではないが、読了したことに。気になった句は書き出した。三十代半ばで肺を病む。病床俳人と呼ばれながら多くの句を遺し、五十六歳で亡くなった波郷。長い闘病に耐え、最期まで俳句を作り続けられたのは妻の支えがあってのことだろう。「妻にのみ憤りをり返り梅雨」そんな妻も看疲れで心臓を病む。「鵙日和病室に妻の跫音して」妻の存在に甘え、妻の身体を案ず。「枇杷啜る妻を見てをり共に生きん」私が心に留めておきたい波郷像は病と闘う強い男ではなく、夫婦で寄り添って生を忍んだ優男だった。「今生は病む生なりき鳥頭」2016/10/18

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