角川俳句叢書
たましいの話―池田澄子句集

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784046518033
  • NDC分類 911.368
  • Cコード C0092

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆうゆうpanda

43
俳人池田澄子。興味を持ったのは佐藤文香著『俳句を遊べ!』で吟行と句会に参加されている様子が気になったから。獏の檻にあるの池を読んだ句に対し、池があったか記憶がないから評価できないと一刀両断。ピンクのコートの似合う可憐な老婦人にしてこの気骨。ただものではない気配。ひらがなを多用した現代かなづかいの軽やかな表現の句集。その中に時折激しく重い句が混じる。「気を抜くと彼の上着が欲しくなる」ような女性らしい儚さ甘さの奥に隠れているもの。「非常時の砂糖黍畑に隠れたきり」「戦場に近眼鏡はいくつ飛んだ」棘あってこそ薔薇。2016/09/12

まみ

13
「茄子焼いて冷やしてたましいの話」「気持よいかしら明滅して蛍」「永遠に泣いていたいの心太」俳句は目で読む、ということを意識したら少し俳句に近づけた気がした。突然の飛躍にはっとする句が多い。やっぱりかっこいい。/生きているということは、大切な人に死なれるということ、取り残されるということ。師亡きあとの挽歌が今の私のこころもちに重なり沁みる。このタイミングで手に取ったのは必然だったように思う。「先生の逝去は一度夏百夜」2012/08/26

ロータス

0
技巧的すぎるというか狙いが見えすぎるというか、どうも私の好みには合わなかった。 この句集を読む前に、冨士眞奈美の素直で感情豊かな句集を読んでいたから、なおさらそう感じたのかもしれない。2018/03/18

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