角川つばさ文庫 美桜のペットさがしノート―大切な家族がいなくなった！？

大平 しおり【作】/福 きつね【絵】/藤原 博史【監修】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2022/08発売）

• サイズ B40判／ページ数 168p／高さ 18cm
• 商品コード 9784046321671
• NDC分類 K913
• Cコード C8293

出版社内容情報

大切な家族がいなくなったら――あなたなら、どうする？

わたし、渡辺美桜（わたなべ　みお）の家で飼っているネコのミケが出かけた先で逃げちゃったんだ。
ペットがいなくなっても、警察にはたよれない。
二度とミケに会えなかったらどうしよう。
不安でいっぱいのわたしに力を貸してくれたのは、ペットさがしの専門家、相原ゆみさんで ――。
だいじなのはペットの気持ちになって考えること！
わたしも、あこがれのペット探偵になれるかな？


いなくなったミケと、虹かける人／ぬすまれた！？　ロシアンブルーのスカイ／
ちょっとこわい大捜索！　スキマから消えたレオ／あのころと同じ思い　コーギーのきずな／天井裏に入った黒ネコ、ノワール
【ペットと飼い主のキズナに感動する、５つの物語を収録！】

内容説明

大切な家族がいなくなったら…あなたなら、どうする？わたし、美桜の家で飼っているネコのミケが出かけた先で逃げちゃったんだ。ペットがいなくなっても、警察にはたよれない。二度とミケに会えなかったらどうしよう。不安でいっぱいのわたしに力を貸してくれたのは、ペットさがしの専門家、ゆみさんで―。だいじなのはペットの気持ちになって考えること！わたしも、あこがれのペット探偵になれるかな？小学中級から。

著者等紹介

大平しおり［オオヒラシオリ］
岩手県生まれ。Ａ型のおひつじ座。２００４年「北の文学」優秀作を受賞。１３年『リリーベリー　イチゴショートのない洋菓子店』（メディアワークス文庫）でデビュー。スイーツや歴史の物語を多く書いている

福きつね［フクキツネ］
イラストレーター。ゲームや書籍のイラストなどで活躍中

藤原博史［フジワラヒロシ］
兵庫県生まれ。ペット探偵。１９９７年「ペットレスキュー」を設立。迷子動物の的確なプロファイリングで、高い捜索・捕獲実績がある。メディア出演、著書多数（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[林檎の葉]

ペット探しって刑事事件専門の探偵には格下に見られがちだけど(そして私も軽視しちゃってたけど)、現実にペット探し専門のプロがいるとは……！▼相原さんはメールで捜索のアドバイスをしているみたいだけど、1通あたり最低8,000円くらいじゃないと、仕事としては割に合わなそう。▼一番印象深かったのは、蛇のレオ消失事件だな。犯人は速攻で発覚したけど、その過程と動機に苦味が強すぎた。詳しい感想 https://ringonoha.hatenablog.com/entry/2022/09/20/115001

2022/09/20

[トロピカル]

この監修の藤原さんという方。BSでとりあげられた方ですかね。この本の最後の天井裏にはいった猫のお話は、BSで再現ドラマでやってたのと似てるので、監修さんの実体験が元になっていると思います。というか私もそれ観て、ペット探偵の存在知りました。もしかしたら他のお話も実体験が元になっているのかな？コーギーのきずなで、探してた犬が見つかった時は轢かれてた過去の話があるのですが、再現ドラマでは猫だったような。内容は違いますが。しかし監修さんが始めた頃はペット探偵殆どいなかったですよねきっと。大変だっただろうな。

2023/12/17

[Theodore]

主人公がペット探偵の助手になって様々な事件を解決する話。児童書なのでそこまで難しい謎解きはない。むしろストーリーを純粋に追うタイプの話。全5話　1話：逃げ出した主人公の愛猫を巡る話。ペット探偵との出会いを描く　2話：クラスメイトの猫を探す話　3話：逃げ出した蛇を探す話。ペット＝犬猫に偏りがちな中、蛇を出すあたりが新鮮　4話：雷を怖がって逃げ出した犬を探す話。依頼人のジジイにイライラさせられる　5話：天井裏に逃げたらしい猫を探す話。こうしてみると猫の話が多めだな。作者は猫派なのだろうか。

2023/07/25