内容説明
かわりものの年寄り兄妹マシューとマリラは、働き手として男の子をひきとることに。でも、孤児院からつれられてきたのは、赤毛でそばかすの女の子アンでした!マリラはアンを追い返そうとするけれど…。自然いっぱいの美しい島を舞台に、夢見る少女がおこすおかしな騒動。そそっかしくて失敗ばかりのアンが感動をもたらします。泣いて笑ってキュンとする、世界中の女の子が恋した名作をノーカット完全版で!絵54点。小学中級から。
著者等紹介
モンゴメリ,ルーシー・モード[モンゴメリ,ルーシーモード] [Montgomery,L.M.]
1874~1942年。小説家。カナダのプリンス・エドワード島出身
河合祥一郎[カワイショウイチロウ]
1960年生まれ。東京大学教授
南マキ[ミナミマキ]
埼玉県出身の漫画家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mikipon
5
ようやく娘が手に取って読む。日頃愛読のつばさ文庫とか、青い鳥文庫とかになっていないとどうも、手が伸びないらしい。村岡訳に慣れた私は、ざっと読んだだけですが、これでようやく娘とアンについて話ができる。2014/10/07
ちかもり@再出発
3
赤毛のアンは私が知っているだけでも10種類近い翻訳がありますが、今回の「河合訳」は新訳のようです。まずつばさ文庫で出すという意欲的な取り組みに驚嘆。現代的感覚で訳されていて違和感なく楽しめました。翻訳の細かいことはわかりませんので訳文に関してはこのくらいで。 さて内容ですが私はキャラクター小説として読んでしまった。アンは非常にキャラが立ってる。マリラなんて完全に元祖「ツンデレ」ですよ、まったくもって。マシューのチョロさにはあきれるばかり。だだ甘やかしの一歩手前。アンによる鮮やかな風景描写は見事です2014/04/01
柘榴
0
巻末に差別的表現についての断りが書いてあり、安心2017/05/03
kaolu
0
新訳、さらに完訳を児童文庫で出すのがすごいな。表紙絵がきらきらしていて中もかわいらしいイラストが豊富なので、女児には最適に思う。今時の子が違和感なく読めるような今風な訳だとは思うけれど、品はあるし、時代に即した読みやすさで大人でも十分楽しめます。2016/07/07
tori
0
ツンデレ喪女と妄想養女2015/02/03