出版社内容情報
ごんぎつねは、いつもいたずらばかりの嫌われもの。兵十の釣りをジャマしてみた次の日、村の様子がいつもとちがっていて…。「手ぶくろをかいに」「おじいさんのランプ」など、感動の名作が入った短編集!
内容説明
ごんは、一人ぼっちのいたずらぎつね。今日も兵十をからかって、とった魚を全部にがしてしまう。そんなある日、兵十の家をのぞいてみると、なぜだかお葬式をしていて…。(「ごんぎつね」)ある雪の日、こぎつねは、母さんぎつねに片手を人間の手に変えてもらって、町へてぶくろを買いに出発!ところが、まちがえてきつねの手を出してしまい…?(「てぶくろを買いに」)一生、大切にしたい、心あたたまる名作!小学中級から。
著者等紹介
新美南吉[ニイミナンキチ]
1913年、愛知県に生まれる。本名、新美正八。1936年、東京外国語学校(今の東京外国語大学)を卒業。1931年、童話「正坊とクロ」が児童雑誌『赤い鳥』8月号に掲載され、つづいて「ごん狐」「のら犬」を発表して注目される。1943年、結核のため死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みけ
1
次に「ごんぎつねの夢」を読む前に「ごんぎつね」を読みたくなった。今でもそうだが、子供の頃読んでごんがかわいそうでならなかった。2024/08/30
メドじゅん
0
小学生の頃の教科書の話をきっかけに、新美さんの作品をもっといろいろ読んでみたいと思って借りました。たくさんのお話が読めて、とても楽しめました。田舎っぽい言葉づかいなどが、リアルな感じがして好きでした。子ども向けのお話を書く人が皆そうかはわからないですが、書いた人の心のやさしさや真面目さが、文から伝わってくるようでした。巻末の解説もためになりました。この人のことを知ることができて良かったです。他の作品も、電子版にあったので読んでみたいと思います。2018/05/03
-
- 和書
- 難中之難無過斯の研究