出版社内容情報
大金持ちの娘で、ミンチン女子学院の特別寄宿生の少女セーラ。ところが父が破産・急死したことで、突然学院の使用人として働かされることに…。元級友たちから嫌がらせされても、ほこりをわすれないセーラだが!?
内容説明
ロンドンの寄宿学校にくらす少女セーラはだれに対してもやさしく、物語を作るのが得意な人気者。ところが、とつぜんパパが亡くなり、財産も身よりもない孤児になってしまった!「小さなプリンセス」と呼ばれた裕福なくらしは一変し、これまでチヤホヤしてきた人たちから、こきつかわれることに。けれどもセーラは、持ち前の想像力で楽しく生きぬいていく。そんな彼女に、ある日魔法のような奇跡が訪れて…!?小学中級から。
著者等紹介
バーネット[バーネット]
1849~1924年。イギリス生まれ。16歳のとき、一家でアメリカ合衆国に移住し、小説家、劇作家として活躍した
杉田七重[スギタナナエ]
1963年、東京都生まれ。東京学芸大学卒業
椎名優[シイナユウ]
第5回電撃ゲームイラスト大賞金賞を受賞しデビュー。ライトノベルや児童書のイラストで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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isuzu
1
これは良い新訳!抄訳なんでしょうか?ともかく豊かで自然で古くない日本語による子ども向けの翻訳としてはかなり上質な部類だと思いました。幼少期にこの物語を好きだった記憶がみずみずしく蘇った心地です。『あしながおじさん』といい、つばさ文庫は子どもが名作に親しむのにとてもよいレーベルですね。他のラインナップも読んで見たくなりました。2017/07/08
Amarilli
0
「世界名作劇場」そうだあったねそんなアニメタイム。リメイクして放送したら面白いかも。「訳者あとがき」やっぱり想像力(ちから)ですよ。MIOもびっくりですよ。間違った方向にいかないようにするべく本書のようなモラル管理が必要になるのです。義務教育の国語の授業は異質、というかそれはサプリメントみたいに補うものであり、大事なのは現実世界での模範を体験することでしょう。「ラヴィニア」名敵役。つまり、つり目ですよね!ブルーの瞳、ブルーのリボンにドレス。最後まで主人公に屈しない。ユーシェ嬢も云っておりましたが、天才に追2016/02/20
kaolu
0
小公女セーラ初読み。セーラの言動が大人すぎて、こんな子供いるかな…と思うこともあったが、彼女の不屈の精神、メンタルの強さは大人の自分でも見倣いたいと思わされる。屋根裏部屋が魔法のように綺麗になっていくシーンがすごく良い。今度は川端康成あたりの古い訳で読んでみたい。2015/05/16
津島澪
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言葉がすごく今風になってる。ちょっと抄訳っぽいけど、まあ、許せる範囲かな。2014/07/01
カヤ
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いじめれる話は元気な時じゃないと読みたくないので、今まで手を出していなかった。しかしようやく読んでみたら、すっごくおもしろい!2018/08/31