角川つばさ文庫<br> 多摩川にすてられたミーコ

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角川つばさ文庫
多摩川にすてられたミーコ

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  • サイズ B40判/ページ数 157p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784046313041
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8295

出版社内容情報

ぼくミーコ。たま川にすてられた子ねこのぼくを、ひろったおっちゃんが名付けた。ぼくはおっちゃんと、もう一匹のすてねこ・タマさんと一緒にたま川でくらし始めたんだ。だけど、ある日大きな台風がやってきて…!?

内容説明

子ねこのぼくは、ある日家から連れだされ、気がつけば、多摩川に置きざりに…!そんなぼくをひろってくれたのが、土手の下にすむホームレスの“おっちゃん”。ミーコと名づけられ(男の子なのに!)ぼくと同じく、おっちゃんにひろわれた白ねこの“たまさん”と一緒に暮らすことに。意地悪な人間もいるけど、みんなで肩をよせあい、お互いを思いやりあう温かく楽しい日々。けれど、ある日大きな台風がやってきて…!?

著者等紹介

なりゆきわかこ[ナリユキワカコ]
児童文学作家。東京都出身。慶應義塾大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

つくよみ

83
図書館本:多摩川に捨てられた仔猫が、ホームレスの男性に拾われ、生きていく様を描いた作品。実話をベースに書かれているだけに、心無い人間の非道さに怒りを覚え、読み進めるのが辛くなるシーンも。だが、それ以上に、家は失っても人間らしい心を持ち続けているホームレスや、ボランティアの人々の優しさに救われるような気がする。生き物を飼うと言う事は、その命を預かることで、生半可な覚悟で出来る事では無い。ペットを捨てるということは、自分の心を捨てるということ。全ての飼い主達に読んで欲しい本。最後に救いがあって良かった。2014/04/12

Hika

10
泣けますね(T ^ T)2015/10/26

🌙 🈷 が き れ い

7
初めてのなりゆきわかこ。生まれて間もない子猫の視点で書いた暖かい小説である。最後のページによると、本作は実話のノベライズらしい。多摩川の川辺に棄てられたミーコという子猫がホームレスのおっちゃんに拾われ、そのおっちゃんと一緒に暮らす母親代わりの雌猫・たまさんから、人間の心などについて、色々教えてもらい色々考える、一年間にわたる話。ハッピーエンドでよかった。愛猫家の方々にはおすすめの一冊である。2021/12/23

Rie Komi

6
【娘本棚】娘に勧められて読みました!実話なんですね!とてもほっこりしました!2021/08/06

APIRU

6
捨てられた子猫がホームレスの男性に拾われ、先住猫と三人、命懸けで生きていく、という実話ベースの物語。子猫ミーコの視点で話が進みます。本としては小中学生向けですが、内容はホームレスや動物遺棄・虐待など深刻な社会問題を含んでおり、読んでいると実に胸の痛む物語でした。他人や動物に暴力をふるい虐げるなど人間として最も恥ずべき所業です。昨今、ペット関連の動画は星の数ほどあり、それらを観て自分も飼いたいと考える方もいるかと思いますが、実際に飼う前には、捨てられた動物達の存在や境遇についても知っておくべきかと思います。2021/04/01

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