出版社内容情報
だれもしらないこの庭は、わたしだけのもの!
気むずかしやの少女メアリは、両親が死んで引きとられたおやしきの庭で、埋められていた秘密の花園のカギを手に入れる。この場所を生まれかわらせたい!人にも動物にも愛される少年ディコンと共にがんばるメアリは?
内容説明
インド育ちのわがまま娘・メアリがひきとられたのは、イギリスのびっくりするほど大きなお屋敷。そこでメアリは、運命的に1つのカギを手に入れる。それは10年前に閉ざされたまま、だれも入ったことがないという“秘密の花園”のカギ。大人の力をかりずに庭を生き返らせようとがんばるメアリに、屋敷にひきこもっていた病気がちな男の子コリンも心を動かされて…子どもだけが入れる秘密の庭で奇跡がおきる!小学中級から。
著者等紹介
バーネット[バーネット]
1849~1924年。イギリス生まれ。16歳のとき、一家でアメリカ合衆国に移住し、小説家、劇作家として活躍した。代表作に『小公子』『小公女』など
栗原ちひろ[クリハラチヒロ]
第3回角川ビーンズ小説大賞にて“優秀賞”を受賞。2005年『オペラ・エテルニタ世界は永遠を歌う』でデビュー
椎名優[シイナユウ]
第5回電撃ゲームイラスト大賞金賞を受賞しデビュー。ライトノベルや児童書のイラストで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
歩月るな
8
「私、お母さまを見るのは、好きでしたから」「見るのは、ね」この含みのある言い回し、序盤の描写があっさりだから深刻には響かないけれど、英領インド育ちの環境を見ると、乳母など含めそれはそれで特別なわけではない。シークレットガーデン、翻案されたつばさ文庫版。完訳は例によって古典新訳文庫に頼ろうと思う。『小公女』『小公子』より後に書かれている。クレイヴンさんに沿った読みをすると「間に合った」と言う表現が『クリスマス・キャロル』とリンクするような雰囲気を生むのは花園の魔法、リリアスさんの呼びかけがまさにそれだろう。2018/09/25
りるふぃー
6
とても読みやすく、小三の娘と親子共に楽しめました。縄跳びのシーンが省いてあったことだけちょっとだけ残念かな。2025/01/03
ゆぽんぬ
4
変化の魔法。全訳も持ってるけど、訳者が合わなくてほったらかしになってたから、とりあえずこっちを。イラストが可愛い。2022/07/15
おりぜる@論文終わるまで読書可能時間激減
4
古書店にて購入。たくさんの出版社から出ているが、イラストがいいなと思ったので。初めて読んだがおもしろかった。心に刺さるシーンがけっこうあった。ダイジェスト版らしいので、次は全編訳版を読むかな。2017/03/12
千木良
1
――あなたの本当のお母さまは、きっとまだ、この庭にいらっしゃいます ―― 原題「The Secret Garden」。インドで両親を亡くしたメアリが、イギリスの大きな屋敷に住む叔父に引きとられ、そこで出会った病弱な従兄のコリン、動物と話ができるディコンとともに、見つけた「秘密の庭」の再生に熱中する中で少しずつ成長していく物語。ムスメに就寝前の読み聞かせ。 ―― ひとにはそれぞれ、ふさわしいとりぶんっていうのがあって、とりすぎたら不幸になるわ。2018/12/04
-
- 和書
- 松井秀喜55の言葉