出版社内容情報
オールスターズ、新たなるステージへ――大人気プリキュア映画が小説に!
ひとりぼっちの転校生・あゆみは、学校帰りに謎の生き物・フーちゃんと出会う。大の仲良しになったふたりだけど、それが大事件をひきおこすことに…!? 28人のプリキュアが大集合!! みんなの力で奇跡を起こすよ!!
内容説明
私、坂上あゆみ。転校してきたばかりで、なかなか友達ができないんだ…。そんなとき、帰り道に出会ったふしぎな生き物フーちゃん。すぐに大の仲良しになった私たちなんだけどその正体は、闇の力をもつフュージョンのカケラだったの。私のために街をめちゃくちゃにしていくフーちゃん。こんなつもりじゃなかったのに…。おねがい、プリキュア、力を貸して。28人のプリキュアが全員集合。みんなの力が一つになるとき奇跡が起きるよ。小学初級から。
著者等紹介
成田良美[ナリタヨシミ]
4月3日生まれ。愛知県出身。初代『ふたりはプリキュア』から最新作の『スマイルプリキュア!』まで、プリキュアシリーズすべての脚本に参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みのゆかパパ@ぼちぼち読んでます
19
4歳の娘がいま一番ハマっているプリキュア・シリーズの、2012年に公開された映画版をノベライズ化した一冊。夜な夜な声色を変えて「プリキュア・スマイルチャーージ」と読み聞かせていたのに、本書をねだった娘はイラストが少ないところがお気に召さず、ちょっと早かったみたい。しかし、友人関係に悩む女子中学生の姿を通して、本当に大切な友達との関係はどうあるべきかや、思いを言葉にして伝えることの大切さがまっすぐに描かれており、そのピュアな感じに心洗われる思いがした。映画版なら娘も楽しめるかもしれないので一緒に見てみたい。2013/01/07
名無し
3
映画まんまなノベライズ。もちろん子ども向きな本なので、字は大きくて大半はひらがな、漢字はあっても振り仮名がふってある。児童書レーベルということもあり、一文一文はラノベ以上に短く簡単な感じ。それでも成田さんの豊かな語彙力で描写は抜群だし、子ども読むものでも手を抜かずに、多少難しい言葉を使っているのも好感が持てる。子どもでも分かる単語選びとそれでも使うべき言葉と難しくてもそのシーンはこの言葉しかない、その狭間で揺れる単語選びの苦悩も伝わってくる。映画とは同じ内容でも、また違ったプリキュア魂を感じられる。2012/12/23
もっち
3
今回のオールスターズは先輩プリキュアから新シリーズへの引継ぎと同時に主人公・あゆみの成長の物語になっているので、去年のDX3より小説向きな作品だと思う 実際あゆみの心情が細かく描写されていて感情移入もしやすかった また劇中では語られなかった「エコー」の由来もちゃんと書かれているなど、いい補完になっている 地の文でスマイルパクトのボイスを「天の声」としていたり、マリンを「海のようにおおらか」と表現しているのもおもしろい ただ、せっかく小説なのだから、映画では台詞のなかった面々にももっとしゃべらせてほしかった2012/03/24
naka
2
あゆみの心情が細かく書かれている分、映画よりも分かりやすいかもしれない。 (声も、笑顔も、エコーするんだ) 大人も忘れかけている事を思い出させてくれる、良い話だった。2012/04/02
橘梓弓
1
再読。そういえばあゆみはどうして転校してきたんだろ?その辺、できればNewStage2で見たかったな。たぶん3にも出ないし、これっきりなんだろうけど、それが勿体ないほど存在感あるよな。というかもうあゆみメインで新作つくろうよ。プリキュア初のOVDで、とか。どうすか、東映さん?(チラッ2013/12/31