角川つばさ文庫<br> アンネ・フランクをたずねて

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角川つばさ文庫
アンネ・フランクをたずねて

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  • サイズ B40判/ページ数 176p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784046312051
  • NDC分類 K916
  • Cコード C8295

出版社内容情報

15歳で戦争の犠牲となった少女、アンネ・フランク。その生と死をたどる。

ナチスのユダヤ人虐殺から逃れるため、厳しい隠れ家生活を送った少女アンネ。彼女を支えた日々の喜びは「日記」をつけることでした。友情、恋、母親への反発……15歳で亡くなったアンネの青春をたどった記録。

内容説明

1945年、ひとりの少女が15歳で亡くなりました。名前は、アンネ・フランク。アンネはナチスのユダヤ人虐殺から逃れるため、2年間におよぶきびしい隠れ家生活を送りました。学校に行けず、友達にも会えないつらい日々…それを支えたのは「日記をつけること」。友情、恋、母親への反発など、心のすべてを自由にさらけ出したのです。そんな『アンネの日記』を愛する作家の小川洋子さんが、アンネの人生をたどります。小学校上級から。

目次

出発 6月30日(木)
アンネ・フランク・ハウス 7月1日(金)
ミープ・ヒースさん 7月2日(土)
フランクフルトへ 7月3日(日)
アウシュヴィッツ 7月5日(火)
おわりに
ふたたび、アウシュヴィッツをたずねて

著者等紹介

小川洋子[オガワヨウコ]
1962年岡山市生まれ。早稲田大学文学部卒。88年海燕新人文学賞、91年「妊娠カレンダー」で芥川賞を受賞。2003年『博士の愛した数式』が大ベストセラーとなり、04年同書で読売文学賞、本屋大賞、『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞、06年『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞を受賞

吉野朔実[ヨシノサクミ]
1959年大阪府生まれ。80年漫画家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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take0

29
小川洋子さんの文と吉野朔実さんの絵ということで借りる。本書は小川さんの『アンネ・フランクの記憶』をもとに児童向けに新たに編み直したものとの巻末の注記。吉野さんの絵は表紙と人物紹介の頁の他、カットが数点で期待してたのとはちょっと違った。1994年に小川さんがアンネ・フランクの親友ジャクリーヌさんとアンネ一家の隠れ家生活の手助けをしたミープさんを訪問し、そしてアウシュヴィッツを見学したことが記されている。収容所を見学する記述では、やはり胸が苦しくなる。2019/03/19

kanki

15
祝、紫綬褒章。小川さんの原点、アンネを実際に訪れる。死の恐怖と戦いながら、言葉を書くことで唯一自分の存在を確かめようとした少女2021/11/07

喪中の雨巫女。

12
《私-図書館》【再読】←2021年8月22日。アンネフランクの足跡を訪ね、アンネの友や隠れ家の支援したミープさんの話は、興味深く読んだ。生の話や、現地での体験は、やはり、戦争の怖いと感じた。2012/04/22

にたいも

8
映画『関心領域』は、ホロコーストの犠牲者たちをなんだとも思わない、”数にさえしない”人々の「幸せな生活」を描き、あえて語りすぎないことでたくさんのもやもやを観る者に残す。その対極としての、数にさせまいとする、一人ひとりを見ようとする小川さんの目。〈わたしはブラシを一本一本見つめていきました。毎朝それを手にし、身づくろいをし、勤めに出て行った、あるいは学校へ行っただろう、見たこともないだれかの姿を一人一人思い浮かべました。〉(pp.128-129) 13歳のわたしに渡したい一冊。2024/06/17

yumiha

6
小川洋子は、『博士の本棚』で死の床の枕元に置く7冊のうちの1冊に『アンネの日記』を挙げており、日記のキティが自分だと思い込むほど、読んだそうだ。その小川洋子が、アウシュビッツを始め、アンネの軌跡をたどる旅を書き表す。思い入れのわりには、小川洋子らしさの少ない文章のような気がした。2012/11/06

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