内容説明
勉強は得意だけど体がよわいリョースケは、ひとりで九州の山奥のおじいさんの家にやってきた。そこで自分が、瀬戸内海をあばれまわっていた、有名な海賊の末裔だとおしえてもらったのをきっかけに、ドキドキいっぱいの夏に飛びこんでいく！しんせきの藍につれられていった「海賊団のアジト」で、あるヒミツを守る仲間になって…。―ぼくは変わる。たたかえる。少年のひと夏の大冒険！
著者等紹介
鷹見一幸［タカミカズユキ］
２０００年『時空のクロス・ロード ピクニックは終末に』（電撃文庫）で作家デビュー
岸和田ロビン［キシワダロビン］
広島県在住のイラストレーター（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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海猫
43
少年少女らが海賊船を見つけて、海へ乗り出し大活躍。そういう荒唐無稽路線なお話を期待して読んだらだいぶ違った。けっこうリアルに作り込んであって、地に足がついた内容。戦国時代にいた海賊を設定に組み込んでいたり、地すべりに関してよく調べた描写が出てきて感心する。岩山の洞窟の中に400年前の海賊船が隠されていて、そこを秘密基地にしてしまおう。こういうお話には心の中の少年を、刺激されてワクワクした。終盤は大ピンチになるが、そこを乗り越えるとロマン溢れる着地が待っている。続編があるので、そっちも読むつもり。2019/12/19
播磨宿
4
鷹見さん繋がりで読んでみましたが…うぅん、面白い。知識がなくても面白い、でもあるともっと面白いというのは素晴らしいと重いますん。そういえば久しぶりに児童文学の棚へ行きましたが、色々と面白そうなのが増えてましたねぇ…そういう発見の一手になった本でもあります。2010/10/11
にま
3
どうも？なラインアップのつばさ文庫の中で、かなりおすすめな一冊。子ども時代にこんなことがあったら、ステキだと思います。2009/12/14
ふじい
2
小3の娘に勧めたく、宇宙軍士官学校ではちょっと早いのでこちらを。 特別な夏休み!勇気と冒険と初恋？ おじさんでも泣けました。 続編があると知り2度びっくり。2019/09/16
アヒコ
2
安心の鷹見さん。かっこいい大人と素直な子供たちという組み合わせは、古き良き物語。2011/02/05
