内容説明
俳句を作ったり、読んだりする時に役立つ古典文学の流れ。一句の主語は誰か。「題詠」の方法が定着するまで。絵画の「写生」と俳句の「写生」との関係は?「古池や蛙飛び込む水の音」のさまざまな解釈。俳句の選、俳句の批評は何のためにあるのか。誤読にはどんな種類があるか。など、俳句を詠む・読む、双方の問題を扱った。
目次
1 俳句を作ること(俳句の作者;古典詩歌における「わたくし」;俳句に何を詠んできたか;和歌・俳諧(古典)の題詠 ほか)
2 俳句を読むということ(選者という読者―俳諧を中心に;選者という読者―高浜虚子を中心に;俳句的ということ;「古池や蛙飛こむ水の音」をめぐって ほか)
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