内容説明
カセットテープに貼られたラベルには「外ヶ浜の男」とタイトルまで記されているではないか。気を取りなおし、ふたたびテープレコーダーのスイッチを入れた。そしてほどなく、その物語に引きこまれていった…。「玉手箱だよ…」。父・高沢札夫が遺した五本のテープから始まる、津軽、「昭和」の物語。
著者等紹介
田澤拓也[タザワタクヤ]
1952年、青森県生まれ。早稲田大学法学部・第一文学部卒。出版社勤務をへてフリーに。『ムスリム・ニッポン』(小学館)で第4回21世紀国際ノンフィクション大賞優秀賞。『空と山のあいだ―岩木山遭難・大館鳳鳴高生の五日間』(角川文庫)で第8回開高健賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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