内容説明
急激な少子化とグローバル化に直面し、大学はかつてない転機を迎えている。そのなかで早稲田大学は10万人の入学志願者を保ちつつ、アジアの中核大学へと確実な成長を遂げている。司令塔を務めてきた白井克彦総長が、早稲田躍進の秘密を縦横に語り、日本私立大学連盟の会長として、教育界のみならず日本社会全体に向けて提言する。
目次
二十一世紀、大学は変わった
1 早稲田からWASEDAへ(「Waseda Next125」の目指すもの;アジアのハブ大学への飛翔―「WASEDA」への第一歩;時代が求めるカリキュラムの導入;社会との新しい関わり方への挑戦)
2 私の「早稲田時代」をたどる(私の学生時代・研究生活;事務システム開発から大学改革への道)
3 大学の未来、日本の未来(少子化とグローバル時代の大学教育;新しい大学像の創出―地域社会・企業との連携)
著者等紹介
白井克彦[シライカツヒコ]
1939年生まれ。早稲田大学第15代総長。専門は知能情報学。早稲田大学第一理工学部電気工学科卒。同大学を経て、73年工学博士を取得。75年教授、2002年11月より現職。2010年名誉教授となる。内閣府沖縄振興審議会会長、財団法人大学基準協会会長等を歴任。現、社団法人日本私立大学連盟会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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