内容説明
俳句は、結論だけをずばりと言い切る断定の文芸。才知の甘えを捨て、人生経験を重ねつつ、自分に正直な句を作りつづけることが名句への道であると説く。俳句の特色と魅力、添削と助言、四季の眺め、忘れがたい俳人たち、さらに実作への手引として「作句心得八十章」を新たに加えた。作品に即した具体的な作句指導、すぐに役立つ実践的入門書。
目次
第1章 俳句の特色と魅力
第2章 秀句十二か月
第3章 添削と助言
第4章 自作の周辺―四季の眺め
第5章 忘れがたい俳人たち
付録 作句心得八十章―龍太語録抄
著者等紹介
飯田龍太[イイダリュウタ]
大正9年(1920)、山梨県生まれ。國學院大學卒。昭和29年より「雲母」を編集。37年、父蛇笏の死去により「雲母」主宰を継承。同年、毎日俳壇選者となる(平成6年まで)。44年、句集『忘音』により読売文学賞受賞。56年、日本芸術院賞恩賜賞受賞。59年、日本芸術院会員に任命される。昭和51年より平成16年まで蛇笏賞選考委員。平成4年8月、「雲母」900号をもって終刊。平成19年2月25日、永眠。86歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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