内容説明
眠れない。待てない。我慢できない。煙草が吸いたい。意外な素顔と想像を絶する超多忙生活を披露する、制限なし、反則アリ、2年分72本のハイパーエッセイ。
目次
タクシー考
缶コーヒーと音楽配信
深夜の欲求
大人になるということ
いじめについて
忘れた者勝ち
排泄のテクノロジー
日本映画の黄金時代
常識の変遷
例外的人生〔ほか〕
著者等紹介
ケラリーノ・サンドロヴィッチ[ケラリーノサンドロヴィッチ]
劇作家、演劇ユニット「ナイロン100℃」主宰。1963年、東京生まれ。横浜映画専門学校中退。93年劇団「ナイロン100℃」を旗揚げ以降、数々の舞台脚本の執筆、演出を手がける。受賞歴に、「フローズン・ビーチ」で岸田国士戯曲賞、「ナイス・エイジ」で東京都千年文化芸術祭優秀作品賞、「室温―夜の音楽」で鶴屋南北戯曲賞、読売演劇大賞優秀演出家賞、2001年の演劇活動全般に対して、朝日舞台芸術賞、06年「ヴァージニア・ウルフなんかこわくない?」で読売演劇大賞最優秀作品賞など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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るすみら
18
劇作家・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチ、19年ぶりのエッセイだそう。夕刊フジに1年半連載していたものを収録。ってか何故夕刊フジ。ケラと夕刊フジって、読者層が全くカブってない気が。演出家のエッセイといえば、週刊漫画サンデーの松尾スズキも読者層が被ってなさ過ぎで不思議でした。それはさておき、ケラの雑文は久しぶり。のんべんだらりと楽しめます。ただ、彼の著書に触れたことの無い人は、この本ではなく戯曲から読む方が良いかも。しかしケラさん、家が荷物で満杯だから、とりあえずホテルに住むって発想は凄いわ。2009/07/14
MIC
7
ケラさんによる2006年から2008年までのエッセイ集。かなり適当なものもありますが、それも含めてケラさんってこんな人なんだというのがよくわかって面白い。このころは未婚で、マンションに部屋借りてるのにホテル住まいだったとのこと。めちゃくちゃだ。2015/11/03
阿部義彦
7
ミュージシャン、兼劇作家でもある、ケラリーノ.サンドロヴィッチさんが、夕刊フジに連載したノンテーマのエッセイをまとめたもの。テーマが、無いとかえって書きにくいもので、時事ネタから苦し紛れに、拾ってくるパターンが多くなります。かなりの、綱渡りの、連載です。楽屋オチねたも多いです。可成りの難産みたいでした。まあ、そのしょうもなさが 持ち味ですね、笑えました。2015/05/09
山田太郎
6
なんかインチキくさいというかうさんくさいイメージがあったけど、これは面白かった2010/09/25
イケダ5→1
4
ふと気になって図書館から借りて読了。やっぱり人はエッセイでもツイッターでも同じ文体なんだなと改めて思う。忙しすぎるケラさんの多忙な日々が垣間見れます。ケラさんボーカルの曲も久しく聞いていない。久しぶりに聞きたくなった。2012/04/05
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