内容説明
昭和30年代の失われゆく日常風景をリアルに再現。4つの紙上展示室に、遊び、町並み、学校生活、電気製品等々を著者秘蔵の図版を中心に満載。
目次
第一展示室 画期的に変わった―人々の暮らし、娯楽(“三種の神器”の登場に象徴される豊かさ―高度経済成長;みんなが待ち望んでいた―東京オリンピック ほか)
第二展示室 ガキ大将もいた―学校生活・遊び(男子は詰め襟、女子はセーラー服―学生時代;今も思い出す“懐かしい味”―給食 ほか)
第三展示室 空が広く見えた―心なごます街の風景(狭いながらも楽しい我が家があった…―昭和三〇年代の住宅事情;ローカル線沿線でよく見かけた―ホーロー看板 ほか)
第四展示室 のんびり行こうよ―懐かしの乗り物(羨望の的だった空の主役―旅客機;切ないまでの旅情が漂っていた…―長距離列車 ほか)
著者等紹介
町田忍[マチダシノブ]
1950年生まれ。庶民文化探求家。幼少より旺盛な収集癖がありグリコのおまけから始まり、マッチ箱、清涼飲料水のカンやビン、正露丸やチョコレート、納豆等のパッケージを集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
北本 亜嵐
10
本を開くと「これ、見たことある」「懐かしいよね」と思わず声が出てしまう。自分の子供の頃にあった物や風景、乗り物・・・どこか甘酸っぱく胸が「キュン」となりそうな一冊でした。2015/05/09
つちのこ
3
西岸良平の「三丁目の夕日」のコンビニブックス版のコラムに連載されているときから目を通していたが、今回一冊にまとめられたことで、読み物としても重量感が出た。帯にある“失われゆく日常風景をリアルに再現”とあるように、昭和30年代の庶民生活をうまく切り取った内容は懐かしさに溢れている。 赤チン、銭湯、フルーツ牛乳、ロバのパン屋…私が少年の日を過ごしてきた昭和はもはやセピア色の世界になってしまったが、こうした本を読みながら、楽しかったあの時代を時々思い返してみるのも悪くなかった。(2006.10記)2006/10/06
かん
2
年のせいか(といってもまだ30代ですがw)新しいものよりもこういった昭和の古き良き時代のものの方が好きになりつつあります。 スバル360とか見てても、どんなに車が進歩しても昭和に作られた車があるからこそ今の技術があるんだなと感じます。 タイムスリップして昭和30~50年代を肌で感じてみたい! 2016/01/01
猪子
2
どうして私はこの時代に生まれることができなかったんだろう。確かに今の世もとっても便利で楽しいけれど、どうも生まれる時代を間違えた気がしてならない(>_<)2014/04/13
ぞだぐぁ
1
2000年代あたり?から流行って来た昭和の展示を行ってる博物館についての本かと思って読んでみたけど、戦後の生まれの作者が自分が子供の頃にあった文物について書いた物。 『三丁目の夕日』がコンビニ漫画で刊行された際に収録されたコラムを纏めた物らしい。2023/08/09