内容説明
モノの欠乏から戦後は始まり、モノが過剰に出回って昭和が終る。ちゃぶ台、手拭い、蚊帳、肥後守…。モノを通して、昭和の時代と暮らし、人情に触れる、モノ語りエッセイ。
目次
七段飾り
内裏さま
蕗のとう
テープ
野ゼリ
草餅
猫の草
カバヤ文庫
ぺんぺん草
お宝〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あられ
1
面白かった 一気読みはできなかったが、どれもこれも面白くて飽きずにページを繰ることができた 誕生日に起きた出来事は誕生日の新聞ではわからない 翌日の新聞で記事になるから、誕生日の翌日の新聞を手に入れないといけない!なるほど!と思った2024/04/22
Akiki
1
面白かった この数年来読んだ中で一番面白かったかもしれない ただし、この面白さは昭和を生きた経験のある人にしか通じない面白さかも・・・ 出久根氏の作品は初読だったけれどかなりの好印象。他の随筆なども読んでみたいと思った。2013/01/06
うな坊
0
おもしろかった。この著者以外に語れない。2014/03/17
wasabi
0
あの人柄が良く優しい出久根さんも、戒名に値段が付く話ではめずらしく僧侶への怒りが伝わってきた。2006/09/29
okusama@灯れ松明の火
0
関東大震災のあたりを読みおわったころ地震がおきた。おどろいた。2011/03/14