出版社内容情報
「自分の痛みと似たような痛みがどこかの誰かの物語の中に潜んでいることに心強くなって、荒々しい現実が生きるに値するもののような気がしてくる、ああいう瞬間を生きたいといつも思っている。それは私たちの生きざまを、効率よくはしないかもしれないけれど、どこかで少し豊かにする」(「はじめに」より)。
小説、漫画、映画、ドラマ、etc――。数多の物語に登場する女性たちの姿から、迷路のような女の人生をサバイブするヒントを探る『ダ・ヴィンチ』の人気連載がついに書籍化。
新井すみこの連載イラストもフルカラーで収録。
【目次】
内容説明
「自分の痛みと似たような痛みがどこかの誰かの物語の中に潜んでいることに心強くなって、荒々しい現実が生きるに値するもののような気がしてくる、ああいう瞬間を生きたいといつも思っている。それは私たちの生きざまを、効率よくはしないかもしれないけれど、どこかで少し豊かにする」。数多のフィクションに登場する「彼女たち」と、生身で生きる「私たち」の人生を、やさしく鋭く考察する『ダ・ヴィンチ』の人気連載が書籍化。新井すみこのイラストもフルカラーで収録。
目次
ピッキーな彼女の事情
ポリコレ彼女で何が悪い
女神サマなんかじゃない
人見知り女最強説
恋する乙女の同化癖
恋文は淑女の試金石
女友達の虚しい助言
婦人の肌が白いワケ
ロンリー・ウーマン
おしゃべりなファム・ファタル
自由で不自由な男装の麗人
崇高なヒロインに過去などいらない?
ワイルド・ガール・スピークス
めくるめく女子更衣室
仁義なきめんどくさガール
そして母の体形になる
もはや恋しきパーリーガール
姉御たちの腕まくり
ズルい女2025
夢見る女子の絶望の後
きんらきら少女
あの娘だれの子
理想の母はカエルの世話を
ママ活大爆破
たしかに陽気なオバタリアンではない
最愛の彼女の隙間
妻たちのしあわせな結婚
著者等紹介
鈴木涼美[スズキスズミ]
1983年、東京都生まれ。慶應義塾大学在学中にAVデビュー。東京大学大学院での修士論文が『「AV女優」の社会学』として書籍化。日本経済新聞社の記者を経て、現在は批評、エッセイ、小説など多ジャンルにわたり執筆活動を行う。小説作品には芥川賞候補作『ギフテッド』『グレイスレス』のほか、などがある
新井すみこ[アライスミコ]
マンガ家。著書に『気になってる人が男じゃなかった』がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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